清 竜人25誕生への布石 メールを開いて「マジかよ」と声に出したのはひさしぶりです。「実は、今年15周年を記念して“清 竜人25”をメンバーを新たに再始動いたします」EPIC担当者から届いたメールの書き出しに前のめりになりつつ、込み上げる喜び。あの狂騒の日々が戻ってくる──。 さかのぼることちょうど10年前、2014年の6月。始まりはやはり突然のメールだった。「清竜人がアイドルユニットを結成する。アイドル志望の女性メンバーを公募で集め、自分もメンバーとして活動する」。胸焦がれる切ないバラード「痛いよ」で知られるシンガーソングライターの清竜人が、アイドルを? というかアイドルに? 驚きの一方で、「なるほどそうきたか」という納得の思いもあった。 2009年春、19歳の若さでデビューした清竜人は、そこからコンスタントにシングル、アルバムを発表。デビュー曲「Morning Sun」や上記の「痛いよ
