さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。(4ページより) 『ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉』(長沼博之著、阪急コミュニケーションズ)の著者は、「はじめに」にこう記しています。そして、新たな働き方について考えるにあたっては、「パラレルキャリア」が重要な意味を持つとも。 従来のようにひとつの会社のひとつの職を自分のキャリアとするのではなく、複数の仕事・活動をキャリアと認識し、それぞれを同時並行させるという考え方。会社員として働きながらウェブメディアを運営する、あるいはNPOに所属して活動するなど、パラレルキャリアといっ