釣り気味なタイトルを付けたが内容はまっとうな経済学の話。 家電量販店などで店員と交渉すると値段が安くなったりする。 今回話したいのは、なんでそんな風な仕組みが採用されているかっていう話。 ちなみにこの話題を取り上げたのは、はてな界隈でこの話題(の倫理的側面)が盛り上がりつつあるらしいから。 (例えばhttp://fujipon.hatenablog.com/entry/2014/06/30/145658)。 実はこれはミクロ経済学の教科書で独占や寡占の章を読むと書いてある典型的な話だ。 順を追って説明する。 家電量販店は多くの場合、周りに競合店が数えるほどしかなく、一つの街に限れば、 独占といわないまでも寡占を達成している状況だ(注1)。 だから競争が激しい場合(注2)と違い、 商品の値段を意図的に釣り上げる事で儲けを増やせる。 でも、値段を釣り上げてしまうと、当然お金のない人とか、購買意
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