ブッシュ流の温暖化対策、ひょっとして悪くないかも?――フィナンシャル・タイムズ 2007年6月13日(水)16:11 (フィナンシャル・タイムズ 2007年6月6日初出 翻訳gooニュース) クライブ・クルック ハイリゲンダム・サミットの前にブッシュ米大統領が地球温暖化について演説した時、あちこちから嘲笑の声が上がった。それはある意味、仕方がない。温室効果ガスの排出量を削減するため、国際協力体制を作るよう努力をしていく――ブッシュ氏は、こう演説するにはしたが、タイミング的には遅れをとること6年。しかも「努力していきたい」という前向きな姿勢を示しただけだったからだ。 欧州連合(EU)をはじめ京都議定書を批准した国々は、もう何年も前から厳しい枠組みに参加している。しかし今さらのようにブッシュ大統領の念頭にあるのは、京都議定書よりもずっと緩やかな枠組みらしい。各国にはるかに遅れをとって