ロシア・サハ共和国の科学アカデミーで、マンモスの牙を見るバレリー・プロトニコフ氏(2018年11月28日撮影)。(c)Mladen ANTONOV / AFP 【1月28日 AFP】北極海(Arctic Ocean)に面するロシア・サハ共和国はここ数年、ゴールドラッシュならぬ「マンモスラッシュ」に沸いている。中国政府が象牙の輸入・販売を禁止したため、大昔に絶滅したゾウの祖先であるマンモスの牙の需要が増加していることが背景にある。 マンモスの化石は、広さ300万平方キロのサハ共和国の広範囲にわたり埋まっている。サハ共和国の土壌は永久凍土で、これがマンモスを保存する巨大冷凍庫の役割を果たしている。マンモスの牙は「氷の象牙(アイスアイボリー)」の名で知られており、当局は、今もサハ共和国に推定50万トン分の牙が埋まっていると推定している。 ロシアのマンモスの牙の輸出量は、2017年は計72トンで、
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