ただ、この統計結果には首をかしげる人も多いことだろう。ほかの多くの調査会社のデータで出荷台数が首位になるのはHPで、アップルのパソコン「マック」はトップ5にも入らないからだ。 例えば先頃米IDCが公表した10~12月期のHPの出荷台数は約1500万台。これに対しアップルが決算発表で公表した同じ期間のマックの販売台数は406万台で、HPの3割にも満たない。 これはどういうことかと言うと、カナリスという調査会社が従来型のパソコンとタブレット端末を1つの市場と考えているからだ。 両者の用途や形態には大きな違いがあると考えられていることから、ほかの調査会社はこの2つを分けて統計を出している。 しかし多くの消費者が従来型パソコンの代わりにタブレットを購入している今、これらを合わせた統計にこだわるカナリスのアプローチは、コンピューティングデバイス市場の全体像を表していると注目されているのだ。 カナリス