携帯電話事業者各社が、大規模な災害時にも停波せず運用し続けられる新たな基地局の開発や導入を進めている。NTTドコモとKDDI(au)は基地局の電源として太陽光発電パネルなどを活用し、電力会社の送電網の途絶に備える。ソフトバンクモバイルは倒壊した基地局の代わりに、気球にアンテナをぶら下げる独自形状の臨時中継局を開発し、配備を始めた。東日本大震災では被災地の基地局の多くが倒壊・停電などで停波し、安否
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いわゆる飲食店には様々なかたちがある。それは和食や中華などソフトの差にあるのではなく、その店の「あり方」の違いが決定づけている。屋号を会社が背負い、店舗では雇用者のみがサービスを行う「チェーン店」、企業の名前やシステムを借りてそこで働くオーナーが経営の責任を負う「フランチャイズ」、そして店の看板から商品までをすべてオーナーが背負って立つ「個人店」。それぞれに善し悪しはあり、われわれは日々それらを無意識に使い分けながらハレの食事や一服のひとときを楽しんでいる。 しかし中にはそのどれにもあてはまらない、われわれの思惑とは別に独特の緊張を強いられたり、店からの謎掛けに考えさせられたりする異色の「ややこしい店」という存在がある。昔から京都に点在するそのような店は見慣れない地図記号のように、平面的な街を立体的に彩るランドマーク的存在としてあり続けてきた。 [FACTORY KAFE工船]という店
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