かつて関西の親子連れなどに人気があり10年前に閉園した奈良市の遊園地、「奈良ドリームランド」の敷地に残された老朽化した施設を取り壊す作業が本格的に始まりました。 およそ30ヘクタールの広大な跡地にあるジェットコースターなどの施設は老朽化が進んだまま放置されていましたが、去年、大阪の不動産会社が奈良市から跡地を購入し、今月から取り壊しが本格的に始まりました。 周辺の住民によりますと、若者や旅行者と見られる外国人が、深夜に敷地内に無断で入り込んで騒ぐなどしたため不安に感じていたということで、警察は不動産会社に、対策の徹底や施設の撤去を急ぐよう要請していました。 会社によりますと、すべての施設を解体するにはおよそ1年かかる見通しだということです。 跡地は、世界遺産の東大寺などから2キロほどに位置し、住宅や商業施設などの建設の規制が厳しい地域で、今後、どのように利用するのかは決まっていないというこ