【テヘラン=水野翔太】イラン革命防衛隊でミサイル部隊を持つ航空宇宙軍のハジザデ司令官が9日、国営メディアと会見し、8日に実行したイラクに駐留する米軍基地へのミサイル攻撃後、米軍にサイバー攻撃も加えていたことを明らかにした。 司令官によると、サイバー攻撃は、イラクの首都バグダッド西方のアサド空軍基地に弾道ミサイルを撃ち込んだ15分後に始まった。基地と上空を飛ぶ米無人機の交信を断つ攻撃で、司令官は「米軍はミサイル攻撃後の状況や被害の把握ができなくなり、かなりおじけづいたはずだ」と述べた。 また、司令官は「我々は2~3日、最長で1週間の交戦を見込んでいて、数千発のミサイルを用意していた」とも述べた。