ピーチアビエーション株式会社所属エアバス式A320-214型JA811Pは、平成28年12月22日(木)、同社の定期1028便として、東京国際空港滑走路16Lへの進入中の00時39分、閉鎖中であった滑走路23へ向けて誤って進入しようとした。これに気付いた航空管制官は、同空港から約9㎞東の地点で、同機に復行を指示した。同機は、その後レーダー誘導されて、視認進入により、00時55分に滑走路16Lに着陸した。 同機には、機長ほか乗務員5名及び乗客158名の計164名が搭乗していたが、負傷者はなく、機体に損傷はなかった。 本重大インシデントは、東京国際空港滑走路16Lに着陸するため、VOR A進入中であった同機が、閉鎖中であった滑走路23に向けて誤って進入しようとしたため発生したものと考えられる。 同機が閉鎖中の滑走路23に誤って進入しようとしたことについては、機長及び副操縦士がVOR A進入の事