京都市交通局では、令和4年3月に策定した「京都市交通局市バス・地下鉄経営ビジョン【改訂版】」において、市バスの混雑緩和に資する料金体系とすること、お客様一人当たりの乗車運賃の引上げの観点から、これまでから「企画乗車券の見直し」を検討してきました。 「バス1日券」については、便利でお得な乗車券として、多くの方に御利用いただいていますが、平成30年7月に実施した「企画乗車券等の利用状況アンケート調査」では、購入者のうち9割が観光客などの市外在住者という結果が出ており、観光地を経由する系統を中心に観光客が市バスに集中する要因となっています。 そこで市バス混雑対策の取組の一つとして、「バス1日券」を廃止し、存続する「地下鉄・バス1日券」を御利用いただくことで、市バスの集中利用から地下鉄への分散に繋がり、ひいては市民・観光客双方が共に便利で快適に市バス・地下鉄を御利用いただける取組と考えています。