京急は2019年9月、本社機能を横浜・みなとみらい21地区に移転。「新高島」駅から徒歩0分の好立地だが、本社勤務社員の通勤定期代は一駅となりの横浜駅まで。新高島駅が、横浜高速鉄道の駅だからだ。公式サイトでも「横浜駅下車 徒歩7分」。貴重な社員の時間を犠牲にし、最寄り駅までの通勤費も払わない不合理な意思決定は、経済が右肩上がりで人口も増えていた昭和の発想。「いろんな意味で、“昭和の会社”だね、とよく言われます」――。昨年まで10年超にわたり在籍した30代元社員が、自己変革を拒む京急の昭和体質について語った。 Digest 退職者増で、労組が減便を要請 なぜか「委員会」がシフトを組む京急 残業80時間までOK!「休みや安全運行よりカネ」の労組 残業の割増賃金が低い日本 13連勤→1日休み→13連勤、「14日連勤に注意せよ」と助役 乗務員の勤務スケジュール 委員会活動、教習生指導…「自主活動」名