県議会の2月定例会は4日、本会議を再開し、山本進章(創生奈良)、小林照代(日本共産党)、佐藤光紀(日本維新の会)の3氏が代表質問を行った。荒井正吾知事は、県立医大新キャンパス周辺のまちづくりをめぐって、近鉄側が八木西口駅(橿原市)を廃止する意向であることを明らかにした。県や地元住民は同駅の存続を求めていたが、近鉄は、移転する県立医大病院前に近鉄橿原線の新駅を設置し、八木西口駅を廃止する方針を示しているという。 県立医大新キャンパスの整備や周辺のまちづくりについて山本氏が質問した。荒井知事は「八木西口駅と新駅の併存を提案していたが、近鉄側が廃止を強く求めている」と報告。「県の提案が成立せず残念だ」と語った。