Tohjiの2020年は客演では"GOKU VIBES"や"TEENAGE VIBE"などもあったとはいえ、自身名義では2019年までのモードとは一変し、アンビエンスを携えた作品のリリースが続いた。そして急速に親交を深めたように見えるLootaとのコラボシングル『Love Sick/Melting Ice (Remix)』を経て、3月に突如リリースされたのが『KUUGA』だ。Lootaに加えフランス出身のプロデューサーBrodinskiとのトリプルネームでリリースされたアルバムは、2020年のモードをさらに先鋭化させ、これはどのような作品だと一聴し、困惑したリスナーも多いはずだ。 本作が出来上がった背景について、Tohjiのマネージメントを担当するCANTEENの遠山啓一に、東京のカルチャーを巡る状況と共に寄稿してもらった。 文:遠山啓一(てぃーやま) 編集:もてスリム 編集協力:松本友也
![まずは自らの美学を――『KUUGA』についてのノート - FNMNL (フェノメナル)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c1fceb33793d21aad86a981c714f8a025eb79582/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.fnmnl.tv%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F05%2F31214735%2FS__32227444-e1622465289305.jpg)