"Classic! "HipHop CDレビュー NO66:RAW BREED/ LUNE TUNZ
ブログ改名後第一回は個人的には結構好きなアルバム!。NYはBRONXをベースに活動した5人組のハードコアHIPHOPグループ、RAW BREEDのLUNE TUNEZ。 1993年当時NUFF/CONTINUMというインディーレーベルよりのリリースだった為に、あまりプロモーションがされなかった本アルバム。しかしカレッジラジオでのオンエアやミックステープなどの地道な活動で少しずつ知名度を上げ、ファーストカットの12インチ“Open Season"や“Rabbit Stew"をストリートヒットに繋げました。 またBRONXという土地柄か地元の後押しも彼らの知名度のアップに繋がっていたようです。 肝心のサウンドですがひっくるめて言うと、この時代（1992〜1993年頃）のHIPHOP良い要素を全て詰め込んだと言えるようなもので、合唱系のフックにラグドにして勢いのあるビート、そして個性豊かな面々に
"Classic! "HipHop CDレビュー NO60:KOOL G RAP & DJ POLO/ROAD TO THE RICHES
イーストコースト・ハードコアラップの重鎮、というかパイオニア！嫌いな方は少ないのではないでしょうか？ KOOL G RAP & DJ POLOのROAD TO THE RICHES。 1980年代後半よりHIP HOPシーンにおいてストリートで絶大なプロップスを得ていた、MARLY MARL率いるJUICE CREW。その手練揃いのクルーの中でもトップクラスの実力を誇った最重要デュオです。 またラッパーのKOOL G RAP は現在もアルバムやシングルをリリースしながらキャリアを重ねており、犯罪ストーリーやストリートにおけるハスリングについて最初にラップした”マフィオーソ・ラップ”のパイオニアと呼ばれています。 ちなみにこのマフィオーソ・ラップとはかの地での呼び方ですが、ギャングスタ・ラップとの同義と思って間違いないと思います。また”金持ちへの道”というド直球なアルバムタイトルは、B-BO
"Classic! "HipHop CDレビュー
引き続きPETE ROCK & C.L SMOOTHのアルバムレビューです。本デュオ名義では最後のフルアルバムであり、90年代のHIPHOP屈指の名盤として知られるMAIN INGREDIENT。 前作、MECCA & THE SOUL BROTHERから２年を経てリリースされた待望のフルアルバムです。前作を上回るクオリティで製作され、音楽性、アレンジ共に飛躍的に発展しています。尚且つPETE ROCKらしいソウルフルもしっかりと持ち味として活かされています。説明云々よりは前作と聴き比べて貰うと良く分かるはず。 そしてC.Lのラップも前作よりも抑揚が効き、ドラマチックにして渋い語り口を全編に渡って聴かせています。90年代屈指のクオリティで作られた本アルバムは、リリースより20年以上たった今でも古さを感じさせません。 やっぱり傑作は色褪せないんですね。 YOUTUBE:PETE ROCK&C
"Classic! "HipHop CDレビュー No18:LORD FINESSE / RETURN OF THE FUNKY MAN
D.I.T.C 特集の第2回目はクルー内でもビートメイキング、ラップ、ディギング（サンプル元のレコード発掘）においてトップレベルの実力を持つ“FUNKY MAN"ことLORD FINESSE ! 本ブログの今までの記事内でも彼の名前はちょくちょく出てきましたが、今回のD.I.T.Cの特集にあたりアルバムを取り上げることになりました。 未だにコアなファンがたくさんいるので恐れ多いですが・・・・。またLORD FINESSEは1991年にLORD FINESSE&D.J MIKE SMOOTH 名義で“FUNKY TECHNICIAN"というアルバムをリリースしておりますが、こちらはまたの機会に取り上げます。今回は1992年のD.I.T.Cクルー3部作で紹介したかったので・・・。 では、本日取り上げるのはLORD FINESSEの1992年にGIANTよりリリースした“RETURN OF TH
"Classic! "HipHop CDレビュー NO46:K.M.D/BLACK BASTARDS
本日は前回に引き続き K.M.D を取り上げます。1stが結構な話題となり順調に2ndの制作に進んだはずが、リリースを目前にしてお蔵入りの憂き目にあってしまったのが本作、BLACK BASTARDS です。 1994年に先行シングルとして“WHAT A NIGGA KNOW?"をリリース後、アルバムも続く予定だったのが急遽販売を差し止めになってしまいました。 本アルバムのちびくろサンボを絞首刑にした過激なイラストのジャケットが物議を起こし、結果レコード会社が販売中止を決定しました。彼らのスタイルを理解したうえでならジャケも”あぁ”と得できるかもしれませんが、皆がそれを理解出来るわけがないですしね・・・・。 仕方の無い事かもしれません。さらにメンバーのSUB ROCの交通事故での急逝も重なりK.M.Dは事実上解散となりました。 K.M.D/WHAT A NIGGA KNOW? 1994年にリ
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