サンO)))、6年ぶりのスタジオ・アルバムである本作は、静寂な持続音から幕を開ける。それは現代音楽的な弦楽のようにも聴こえるし、極寒の風のように厳しく、もしくは乾いた大地のような過酷な音にも感じる。やがて、その硬い持続音は、大きく波打ちながら、サンO)))的な強烈な音響へと変化を遂げていくだろう。 アッティラ・チハーのハウリングするヴォイス、グレッグ・アンダーソンによる地響きのようなベース、スティーヴン・オマリーの空気を切り裂くような電気ギター、そして、オーレン・アンバーチ、スティーブ・ムーア、レックス・リッター、ランドール・ダンらによる生々しいアナログな電子音などが重層的に積み上げられ、鼓膜を、耳を、体を強く揺さぶる。まさに漆黒のドゥーム/ドローン、強靭なダーク・アンビエント、極限にして異形のヘヴィメタルである。ここには西洋音楽の極北とでもいうべき音楽/音響への嗜好性が強く刻み付けられて
ドゥーム・メタル・ゴッド、Lee Dorrianがシーンに帰還! この日を待ち望んでいた皆さま、本当におめでとうございます。だってばさ、この人ったら、NAPALM DEATH、CATHEDRALのヴォーカリストとして君臨し、レーベル「RISE ABOVE RECORDS」も運営。長年に渡って、ドゥーム・ミュージックを布教してきた男の中の男なんですからねぇ。そんな轟音マスターが、元ELECTRIC WIZARDのMark Greening、Tim Bagshawと共にスタートさせたのがWITH THE DEAD。正にCATHEDRALやELECTRIC WIZARDの初期レコーディング作を彷彿させる、荒々しくも緊張感と悲壮感を帯びた壮大なサウンドを展開させております。全体的にトーンはダーティー。ギターは冷酷に、ドラムは緻密に重音を繰り広げ、そしてLee Dorrianのしわがれ声は、激しくぶ
Any workout playlist can be improved with a dash of heavy metal. Whether you’re lifting weights to Pantera, doing crunches to Destroyer 666, or trying and probably failing to time your cardio to Reign in Blood, hearing that raw power come screaming out of your headphones is a surefire way to kickstart a serious adrenaline rush. It makes sense on a deeper level, too: at its black heart, metal is al
ブログを引っ越しました。 今後はこちらをよろしくお願いします。 http://yamazaki666.com/blog/ 独自ドメインを持っているので、いつかブログを開設しようとしていたのですが、wordpressの使い方が判らなかったり、1970年問題の壁に阻まれたりして、数年経ってしまっていました。 はてなダイアリーのうざい広告から解放されるのが嬉しいです。 でももしかして不具合があった場合、ここに戻ってくるかも知れないです。 そして『ロックで学ぶ世界史』もよろしくお願いします。 そういえば日本ではQUATERMASSがずっと“クォーターマス”表記になっているのが気になっています。 バンド名もそうだし、その元ネタである映画『原子人間 The Quatermass Xperiment』についてのwikipedia記述もそうだし。 映画を見れば判りますが、QuarterではなくてQuate
ポーティスヘッドのベス・ギボンズが唄うブラック・サバス“Black Sabbath”のPVが公開されたというニュースが飛び込んできました。UKのストーナー・ロック~ドゥーム・メタル・バンドのゴンガが〈レコード・ストア・デイ〉にリリースしたアナログの12インチ盤の楽曲ということで、ベスの名前をモジって“Black Sabbeth”というタイトルが付けられてます。素敵じゃないですか。ゴンガは、ポーティスヘッドのジェフ・バーロウが主宰するインヴァダからアルバムを発表しています。 もともとポーティスヘッドは、自身がキュレーターを務めた〈オール・トゥモローズ・パーティー〉のスピンオフ・イヴェントでアースやスワンズ、サンのステファン・オマリーなどその界隈のビッグネームを呼ぶなど、意外とアンダーグラウンドなヘヴィー・ミュージックとの親和性が高くて、現時点での最新アルバムにあたる2008作『Third』リ
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