タグ

関連タグで絞り込む (378)

タグの絞り込みを解除

Reviewに関するtxmx5のブックマーク (2,948)

  • Jam City | ele-king

    日曜日の朝6時過ぎの井の頭線や小田急線に乗って帰る途中の、電車の窓から差し込む日の光の眩しさは、年老いたいまでも忘れられないものだ。毎週末クラブに行くのが楽しくて楽しくて仕方がなかった日々を経験している人にはお馴染みの話だろう。あの奇妙な感覚は、安易に恍惚とは言いたくないほど恍惚と空虚さとのせめぎ合いのひとときだった……よなぁ〜、はぁ〜。ジャム・シティの新譜を聴いてぼくはあの感じを思い出した。深夜から朝方にかけての、都会の謎めいた集会で磨かれた香気。昨今の話題のダンス・アルバムがいろいろあるなかで、さり気なくエロティックでもある。アンダーグラウンドな感性からするとポップすぎるのだが、ジャム・シティの新作にはクラブ・カルチャーの夜の匂い、そしてエロティシズムが流し込まれている。 昨年は、『クラシカル・カーヴス』がリリースから10年ということで曲が追加され再発された。これはもう、ジャム・シティ

    Jam City | ele-king
  • Kelela | ele-king

    先週来日情報が発表されたばかりのオルタナティヴR&Bシンガー、ケレラ。彼女が盟友のアスマラ(ングズングズ)とともに2019年に発表したミックス音源『Aquaphoria』は重要な定点観測だったと、いまあらためて思う。小久保隆のような日の環境音楽家から OPN にヴィジブル・クロークス、〈PAN〉のコンピ『Mono No Aware』にも収録されたカリーム・ロトフィといった2010年代の音風景の一角を担ったアーティストまでを拾い上げたそのアンビエント・ミックスは、ケレラ人のヴォーカルが重ねられることにより、ソランジュ以降の静かなソウルの流れを射程に収める試みにもなっていた。すべてではないにせよ、10年代の音楽が持つある側面がそこに集約されていたのだ。 インタヴューでも語られているように、同ミックスでアンビエントを探求した経験が大きな転機をもたらしたのだろう。ケレラ6年ぶり2枚めのアルバム

    Kelela | ele-king
  • Negativland | ele-king

    みなさんは音楽にうんざりすることは、ないだろうか。定額制の配信が音楽リスニングのスタンダードとなって、いつでもなんでも気になった音楽が好きなように聴ける状態にあり、だからつねに満腹で、もう欲がないのに関わらず音楽は溢れている。で、気がついたら嘔吐寸前。サイモン・レイノルズが『レトロマニア』のなかで分析したように、音楽は時間的な制約を受ける芸術体験ではなくなり、いわば液化し、一時停止や保存などの非連続性に対して致命的に弱い連続的な供給物となった。ビル・ドラモンドが「音楽を聴かない日」というイヴェントをやる意味はじゅうぶんにある。 2014年にU2がiTunes上でアルバム『Songs of Innocence』の無料ダウンロード展開をしたとき、当たり前の話、この人道主義のバンドに興味のないユーザーからヒンシュクをかっているが、じっさい、商品と広告が一体となった新手の販売戦略は欧米では議論の

    Negativland | ele-king
  • 에러페이지

    MAINFEATUREINTERVIEWREVIEWFIRST+VIEWPLAYLISTNoWSPECIALVIEW BY ARTISTLOGIN

    에러페이지
  • Fly Anakin | ele-king

  • Jean Grae | ele-king

    (Church of the Infinite You's Minister Jean Grae Presents) You F**king Got This Sh!t: Affirmations For The Modern Persons 情報過多と言われながら、じつはどうでもいいクズのような情報のなかで大切なものが見えずらくなっているのが現代だったりする。とはいえ、おもに海外音楽を紹介する仕事をしながら、見逃していた宝石というのは少なくなく、そのうちの1枚がジーン・グレイとクエール・クリスによる『Everything's Fine』(2018)だった。これは、その年知っていれば間違いなく年間ベストだった。悔しい。ただし、そのアルバムで最初にぼくを惹きつけのは三田格が褒めちぎっていたクリスのトラックのほうで、若い頃はルーツに見いだされ、タリブ・クエリやDJスピナ、アトモスフィア、ミス

    Jean Grae | ele-king
  • B. Cool-Aid | ele-king

    手短に説明するなら、Awhleeの次のコメントで充分だろう。「レザー・ブルバードとは、金がなくても手に入る場所だ」。いわば黒いファンタジー……このアルバムを編集部で流したとき、(ふだんはエレクトロニックなものにしか関心を示さない)小林が珍しく反応したこともその音楽性を暗に語ってもいる。たとえるなら、これはムーディーマンのファースト・アルバムをヒップホップで再現したようなもので、黒人の平和な日常生活が音楽をもって綴られている。もっとも、日曜日の教会を表現したムーディーマンの “サンデー・モーニング ”の静謐さに対して、『レザー・ブルバード』の黒人たちは買い物をしたり、恋をしたり、雑然としている。また、これはヒップホップ・アルバムではあるが、ジャズ、ソウル、ディスコ、ファンクなどとの境界線は曖昧で、さりげなく音楽的な実験も試みながら、この「黒いユートピア」の領域を拡張している。まあなんにせよ、

    B. Cool-Aid | ele-king
  • REVIEWS | cero | 01.06.2015 | The Sign Magazine

    REVIEWS OBSCURE RIDE cero (カクバリズム) by KOREMASA UNO SHINO OKAMURA June 01, 2015 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 「Contemporary Eclectic Replica Orchestra. Contemporary Eclectic Replica Orchestra.」。まるで自らバンド名を再定義してみせたようなアルバム冒頭の曲“C.E.R.O”のリフレイン。このアルバムが目指しているものは、そこであまりにも明確に宣言されている。「2015年に『Eclectic』のレプリカを鳴らす楽隊」。Eclecticは「折衷主義/折衷的であること」を意味し、2000年頃から一つの音楽的趣向を表す言葉としてアメリカのラジオ局などでジャン

    REVIEWS | cero | 01.06.2015 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | cero | 02.06.2015 | The Sign Magazine

    REVIEWS OBSCURE RIDE cero (カクバリズム) by MASAAKI KOBAYASHI RYOTA TANAKA June 02, 2015 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store マルーン5の“サンデー・モーニング”の歌い出しを思い起こしてしまった“Orphans”、直系でこそないものの、tofubeatsの“水星”に至る“ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス歌謡”に準じるところもありそうな“Summer Soul”と、作からの先行曲はどちらも、フォーマット化された音楽に慣らされた耳には、さしあたって、とてもポップなものに聴こえた。 そんな耳でこのアルバムに臨むと、一曲目“C.E.R.O”がまるで『ヴードゥー』のイントロだし、三曲目“Elephant Ghost”がアフロ・ビートであったり、

    REVIEWS | cero | 02.06.2015 | The Sign Magazine
  • REVIEWS | D'Angelo and The Vanguard | 22.12.2014 | The Sign Magazine

    REVIEWS BLACK MESSIAH D'Angelo and The Vanguard (RCA) by KOREMASA UNO MASAAKI KOBAYASHI December 22, 2014 Facebook Twitter FIND IT AT :Amazon MP3 & CD/iTunes Store 先週の金曜日(12月12日)から、みんながディアンジェロの話をしている。その日未明にSNS上で拡散したニュー・アルバム完成の非公式情報と15秒の予告映像。そして週明けの月曜日にはiTunesで全世界同時に音源リリース。約15年振りとなるニュー・アルバムの完成それ自体も特大のインパクトだったが、実際に多くの人が音を聴いてからさらにその熱狂が増幅していったのは「さすが、ディアンジェロ」としか言いようがない。こんなにも世界中が大騒ぎしているのは近年……あー、あったな。しかも

    REVIEWS | D'Angelo and The Vanguard | 22.12.2014 | The Sign Magazine
  • 必聴! ceroが放つ『world record』配信開始!

    cero / world record 01 : ワールドレコード / 02 : 21世紀の日照りの都に雨が降る / 03 : 入曽 / 04 : あののか 05 : outdoors / 06 : ターミナル / 07 : exotic penguin steps(intro) 08 : exotic penguin night / 09 : 大停電の夜に / 10 : マクベス 11 : (I foung it) Back Beard / 12 : 小旅行 はっぴいえんどやティンパンアレーのアイデアと、ヒップ・ホップやスフィアン・スティーヴンス等のフリー・フォークのエッセンスを飲み込んだ、現代のインディ・ポップをceroが奏でる! ロックと ヒップ・ホップが絶妙に絡み合い、現代の音楽をまた違った視点で刺激する、ストレンジ・バンドのアルバム『WORLD RECORD』。必聴! 聴いて歩け

    必聴! ceroが放つ『world record』配信開始!
  • cero / e o 特設サイト

    真新しいものがなくなり、 ようやく、静けさのなかページが開く。 髙城晶平 これまでのceroのアルバム制作といえば、常にコンセプトや指標のようなものが付きものだった。それが自分たちのスタイルでもあったし、バラバラな個性を持った三人の音楽家が一つにまとまるには、その方法が最も適していたのだと思う。 ところが、今回に関しては、そういうものが一切持ち込まれぬまま制作がスタートした。コロナ禍によって世の中の見通しが立たなかったこととも関係があるだろうし、年齢的なことにもきっと原因はあるのだろう。一番は、三人それぞれが自分のソロ作品に向き合ったことで、そういった制作スタイルに区切りがついてしまった、ということなのかもしれない。 なにはともあれ、唯一の決め事らしきものとして「とにかく一から三人で集まって作る」という方法だけがかろうじて定められた。そのため、まず環境が整備された。はじめは吉祥寺のアパート

    cero / e o 特設サイト
  • DOMi & JD BECK | ele-king

    年末は今年リリースされた作品を振り返る時期で、『ele-king』誌でも今年の年間ベスト・アルバムのジャズ部門を選出した。そのなかにはいろいろタイミングがズレてしまってレヴューで取り上げなかった作品があり、リリースは夏頃となるがドミ&JDベックのデビュー・アルバムもその一枚だ。ジャケット写真を見てもおよそジャズ・ミュージシャンらしからぬ2人組で、とにかく若い。 ドミ・ルーナことドミティーユ・ドゴールはフランスのメス生まれの22歳で、フランス国立高等音楽院卒業後にボストンのバークリー音楽院に留学。そのままアメリカ移住して活動しているが、3歳でピアノ、キーボード、ドラムスの演奏をはじめ、5歳でナンシー音楽院に入学してジャズとクラシックを学びはじめたという才女だ。 JDベックはテキサス州ダラス生まれの18歳で、5歳でピアノをはじめた後に9歳でドラムスに転向し、12歳のときには楽曲制作を開始して

    DOMi & JD BECK | ele-king
  • JPEGMAFIA x Danny Brown | ele-king

  • DJ Koze | ele-king

    風営法改正のためのレッツダンス署名もいよいよ提出され、朝のテレビ番組などでも報道されるようになったが、見ているとどうもマスなメディアの多くでは「なぜ深夜でなければならないのか」というところをあまり上手くは説明できていないような気がする。いや、25時を回ってからクラブから外に出された方がかえって危険だから、とか何とか現実的な反論もあるにはあるのだが、午前3時を回って朝に向かう、ダンスフロアの「あの感じ」を、クラブを知らないひとに説明するのはクラバーにだって難しい。あるいは、それは言葉にせず胸にしまっておくものなのかもしれない。多くの人間がアルコールや何かに酔い、疲労と眠気がさらなる快楽に変換されるあの時間帯は、そこに集ったひとたちが味わえるちょっとした秘めごとのようなものなのだから......。 マティアス・アグアーヨのシングル"ミニマル"のDJコーツェによるリミックスが大ヒットしたのは、ダ

    DJ Koze | ele-king
  • ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #78 Charles Mingus <Pithecanthropus Erectus:直立猿人>

    『Mingus Dynasty』 (1960) ミンガスに出会ったアルバムから、1枚ずつほぼ年代順に購入して行って『​​Mingus Dynasty』で止まったのには理由があった。当時レコード店では視聴が可能であり、ミンガスは自分でもなぜ購入するのかよくわからなかったので(これもブルース、と自分に言い聞かせていたのだと思う)必ず視聴した。このアルバム、2曲目の<Diane>で引いたのだった。当時筆者は3歳から始めたクラシックから遠いところでブルースに憧れていたので、このミンガスのクラシックっぽい曲に拒否反応を示してしまったのだ。そしてあのジャケット・・今こうしてこのアルバムを聴くと、自分はとんでもない過ちを犯したことに気が付く。このアルバムにはこの後発展して行く、ミンガスにしか出来ないミンガスの音楽の起源が凝縮されているではないか。 グルーヴ好きの筆者としては、基的に急にテンポが変わった

    ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #78 Charles Mingus <Pithecanthropus Erectus:直立猿人>
  • 山本精一 | ele-king

  • 山本精一 | ele-king

  • 山本精一 | ele-king

    昨年のアルバムだがみすごすのもどうかしている。あるレコードのすばらしさは新しさが左右するものではない。むしろときの経過とともにじわじわと真価がきわだつ作品も稀にだが存在する。 山精一の『セルフィー』はその典型である。世に出たのは昨年暮れ、そのことは6曲目の「ハッピー・バースデイ(to invisible something)」の丸括弧内の文言にあらわれている。「目にみえないなにか」の誕生を祝うこの歌はギターの弾き語りを土台にシンセサイザーが彩りを添えるフォーク調の楽曲で、歌唱法も衒いなさとあいまった朴訥な印象が支配的だが、不穏なムードが満ち潮のごとく高まるシンセの間奏直後の「お誕生日おめでとう 永遠の一里塚」につづき、堰を切ったように「ずっとおめでとう」のリフレインがはじまるころには山の歌う「目にみえないなにか」とはまちがいなく新型コロナウイルスであろうと思いあたり、世界を前にした聴き

    山本精一 | ele-king
  • Kassem Mosse | ele-king

    ガンナー・ヴェンデル、カッセム・モッセ名義4枚目のアルバムは古巣、ロウテック率いる〈Workshop〉から。名義での〈Workshop〉からのリリースはというと、コレより前がファースト・アルバムにあたるLP2枚組『Workshop 19』が2014年、ということでココからのリリースはじつにひさびさ、9年ぶりの作品となるわけですね。もろもろのコラボやライヴ盤などを除くと名門〈Honest Jon's Records〉からの2016年『Disclosure』、続く、自身のレーベル〈Ominira〉からは『Chilazon Gaiden』を2017年にリリースしています。またマンチェスターのレフトフィールド・テクノなレーベル〈YOUTH〉(〈PAN〉の切り開いた「その後」を個人的には感じてしまうレーベルです)から、別名義の Seltene Erden で2020年にリリースしたり。また上記のよ

    Kassem Mosse | ele-king