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ブックマーク / ototoy.jp (294)

  • 空想から現実へ、現実から空想へ──哀楽をラップする“ダーク・トロピカル”な2人組、OGGYWEST

    孤立した時間が増えた今年。家から出れなくてもネットを使えばなんでもできるのだろうが、実際の自分は代わり映えが無いまま…。そんな静かな無力感に気付かせるラップ・デュオを見つけてインタヴューを申し込みました。その2人の名はOGGYWEST。地道にEP、LPのリリースを重ねながら初のアルバム『OGGY & THE VOIDOIDZ』を夏にリリースしましたが、彼らはライヴを行わず、ネットを主にした活動でもありません。西荻で制作しつつも鎖国のような活動を行ってきた彼らは、一貫して自粛生活のように薄暗くてジトっとしたトラップが特徴的です。しかしシリアスにはならず、むしろ笑いすら誘うような音楽を作る彼らは一体どんなアーティストなのか。この場を作ってくれたVOLOJZA氏にも参加してもらってのインタヴューです。「ネットで色々な情報を得ているから、少しは広い世界を見れているはず」そう無意識に思っていた自分は

    空想から現実へ、現実から空想へ──哀楽をラップする“ダーク・トロピカル”な2人組、OGGYWEST
  • ジム・オルーク Live Report @Billboard tokyo 2010.04.15 text by 高橋健太郎

    「オール・カインズ・オブ・ピープル」のリリースに合わせて、東京、大阪で三日間、6セットが行なわれたジム・オルーク一座のライヴ。僕が見たのは初日、東京ビルボードでの4月15日のセカンド・セットだった。 バート・バカラックの音楽というのは、来、ゴージャスなものだ。若き日にはマレーネ・ディートリッヒのオーケストラ・コンダクターを務めていたバカラックは、エンターテインメントの世界の掟をよく知る業界人でもある。作曲家としてはとても繊細な作品を生み出してきたが、ステージ上ではぎらぎらした野心家ぶりも覗かせる。1960年代の後半、ビートルズをはじめとするロックの波が乱暴に世界を覆い尽くそうとする中で、バカラックの音楽は、贅を尽くした極上のエンターテインメントの伝統を守り通そうとする側の、最大の抵抗勢力でもあった。 しかし、この日の一座ときたら、どうだろう。あたかも農民達の楽団が、貴族の音楽を演奏してい

    ジム・オルーク Live Report @Billboard tokyo 2010.04.15 text by 高橋健太郎
  • なぜ向井秀徳は12年もの間、自問自答し続けたのか──ZAZEN BOYSがたどり着いた、「らんど」という境地

    ZAZEN BOYSが実に12年ぶりにアルバム「らんど」をリリースする。今作の音像は、前作『すとーりーず』で鳴らされていたシンセ主体のものから、ギターメインのオルタナティヴなロックへと回帰。その音の迫力は、ZAZEN BOYSというバンドにしか出せない、唯一無二のすさまじいものがある。レコーディング、ミックスダウンはフロントマンの向井秀徳自身の“地獄耳”にて行い、マスタリングは小泉由香(Orange)に委ねたとのこと。細部までこだわり抜いたそのサウンドは、より良い音質、より良い環境で聴いた時に、その素晴らしさが倍増するはずだ。OTOTOYでは向井秀徳に単独でインタヴューを実施。今作「らんど」はどのようにして生まれたのか、そしてZAZEN BOYSとしての12年について、軽妙な「THIS IS 向井秀徳」節でたっぷりと語ってもらった。 ZAZEN BOYS、12年ぶりの最新アルバム! INT

    なぜ向井秀徳は12年もの間、自問自答し続けたのか──ZAZEN BOYSがたどり着いた、「らんど」という境地
  • 2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー

    cero / Obscure Ride 【Track List】 01. C.E.R.O / 02. Yellow Magus(Obscure) / 03. Elephant Ghost / 04. Summer Soul / 05. Rewind Interlude / 06. ticktack / 07. Orphans / 08. Roji / 09. DRIFTIN' / 10. 夜去 / 11. Wayang Park Banquet / 12. Narcolepsy Driver / 13. FALLIN' 【配信価格】 単曲 257円 アルバム 2,469円 ※アルバム購入の方には歌詞ブックレット(PDF)が付属します 【配信形態】 16bit/44.1kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC、mp3 INTERVIEW : cero サポート・メンバーとして厚

    2015年の決定的1枚、ceroの3rdアルバム『Obscure Ride』配信&インタヴュー
  • 必聴! ceroが放つ『world record』配信開始!

    cero / world record 01 : ワールドレコード / 02 : 21世紀の日照りの都に雨が降る / 03 : 入曽 / 04 : あののか 05 : outdoors / 06 : ターミナル / 07 : exotic penguin steps(intro) 08 : exotic penguin night / 09 : 大停電の夜に / 10 : マクベス 11 : (I foung it) Back Beard / 12 : 小旅行 はっぴいえんどやティンパンアレーのアイデアと、ヒップ・ホップやスフィアン・スティーヴンス等のフリー・フォークのエッセンスを飲み込んだ、現代のインディ・ポップをceroが奏でる! ロックと ヒップ・ホップが絶妙に絡み合い、現代の音楽をまた違った視点で刺激する、ストレンジ・バンドのアルバム『WORLD RECORD』。必聴! 聴いて歩け

    必聴! ceroが放つ『world record』配信開始!
  • URBAN VOLCANO SOUNDS『Blue Hour』(2020年11月7日リリース)──“うしろから”ライナーノーツ 001

    Guest 0 Collections Redeem Passcode Sign In Sign Up Guest mode has some restrictions. Please sign in or sign up for free to use all the features of OTOTOY. Guest Mode Messages Collections My Page Settings Register Your Card Purchase History Points History Sign Out OTOTOY “うしろから”ライナーノーツ 001 URBAN VOLCANO SOUNDS『Blue Hour』 2021年11月7日リリース / レーベル : URBAN VOLCANO SOUNDS 文 : 河村祐介 「OTOTOY うしろからライナーノーツ」は、

    URBAN VOLCANO SOUNDS『Blue Hour』(2020年11月7日リリース)──“うしろから”ライナーノーツ 001
  • 自分の心の奥へと航海してゆく、そのサウンドトラック──青葉市子『アダンの風』

    Guest 0 Collections Redeem Passcode Sign In Sign Up Guest mode has some restrictions. Please sign in or sign up for free to use all the features of OTOTOY. Guest Mode Messages Collections My Page Settings Register Your Card Purchase History Points History Sign Out 激動の2020年も暮れなずむ頃、青葉市子の約2年ぶりの新作『アダンの風』がリリースされました。オリジナル・アルバムとしては『qp』以来、通算7枚目となります。2020年は、自身のレーベル〈hermine〉を設立、またその初頭に行われたデビュー10周年記念公演、さらにはそ

    自分の心の奥へと航海してゆく、そのサウンドトラック──青葉市子『アダンの風』
  • 岡田拓郎 x 葛西敏彦が語る、徹底的に人力で築き上げた『Morning Sun』の音世界

    バンド「森は生きている」の活動で知られ、柴田聡子らなど注目されるインディー界隈の現場には必ずと言っていいほど顔を覗かせる音楽家、岡田拓郎が約3年ぶりとなるニュー・アルバム『Morning Sun』をリリースした。彼のルーツであるトラッドなロック・サウンドと、現在進行形で開拓されている新しい音楽の交差点となる作は、日のインディー・ロックの未来と、30代を迎えようとする岡田拓郎自身のこれからに繋がる布石としての一枚だ。徹底的な人力で作り込まれた音楽へのこだわりを、制作をともにしたエンジニア葛西敏彦を交えたインタヴューでお届けします。 INTERVIEW : 岡田拓郎×葛西敏彦 隙間から差し込んでくる光。それが夜の匂いを残した影の世界と強いコントラストをなす。そんな瞬間の記憶が蘇ってきた。それは古い古い記憶の中にある瞬間…でも、この夜が開けたら、またやってくる瞬間かもしれない。岡田拓郎のアル

    岡田拓郎 x 葛西敏彦が語る、徹底的に人力で築き上げた『Morning Sun』の音世界
  • これは日本にケンカを売る作品、否定でもいいから絶対無視させない──Moment Joonが“いま”伝えたいこと

    Moment Joon『Passport & Garcon』──昨年の『Immigration EP』や“令和フリースタイル”などで鋭いメッセージを投げかけるMoment Joonは、ナイーブで繊細な性格が裏にあってこそなのだと感じさせる今作。これは間違いなく2020年の国内ラップ・シーンを代表する1枚でしょう。しかしこのアルバムを語るとき、僕は言葉を選んでしまいます。それは自分が彼のような経験をした事がないから。彼のアルバムに出てくるような日人も実在すると思いますが、幸い身の回りにいないのです。そんな自分が彼のインタヴューをしていいのだろうか。いや、このアルバムを聴いてそう感じている自分こそ、彼が日に居場所がないと感じさせる社会に加担しているのではないだろうか。みんなが自分と同じような豊かすぎず貧しくもない人生を送っていると思う、このお前こそが。その気持ちでインタヴューをしました。

    これは日本にケンカを売る作品、否定でもいいから絶対無視させない──Moment Joonが“いま”伝えたいこと
  • OORUTAICHI『Cosmic Coco,Singing for a Blllion lmu’s Hearty Pi』インタビュー

    収録曲 : 1. Tiger Melt 2. Futurelina-album version- 3. Shiny Foot Square Dance 4. Coco feat. OLAibi 5. Vofaguela 6. Sononi 7. Merry Ether Party 8. Venus 9. Linking Pi 10. Permanent Candy 11. Futurelina EYE Remix 12. Futurelina Daedelus Remix 作は、OORUTAICHIとエンジニアの葛西敏彦が高音質用に新たにマスタリングした特別音源です。 interview 去年の12月2日、青山月見ル君想フにて。OORUTAICHIのライヴで踊りながら、ふと腕時計に目をやるとまだ夜の19時で「あれ?」と動きを止めた。オールナイトのイベントじゃないし、開場も18時なのでごく

    OORUTAICHI『Cosmic Coco,Singing for a Blllion lmu’s Hearty Pi』インタビュー
  • maher shalal hash baz『C'est La Derni_re Chanson』

    毒のない麻薬や、アルコールのない酒。害だけを排除した商品が、冗談でなく受け入れられる昨今、自己責任や成果主義といった白黒をつけたがる傾向は強い。しかし世の中の現象は、はっきり二分出来るのものばかりではない。人間の数だけ主張は異なるし、世界は数多くの人間で構成されている。 工藤冬里率いるの新作『セ・ラ・デルニエール・シャンソン』には、177曲の楽曲(bonus discを合わせると237曲)が収められている。最短11秒、最長3分の各曲から感じることができるのは、二分できない部分であり、人間が楽器を奏でることで生じる微妙なズレである。70年代より活動し、陶芸家としての顔も持つ彼の言葉は深淵で難解であるが、「言葉は楽曲よりも遥かに重要」という発言の通り、行間に漂う重みは我々を思慮の海へと導く。敢えてミステイクを間違えとして排除しない理由は、以下のインタビューを読んで欲しいが、<正しい間違い>とい

    maher shalal hash baz『C'est La Derni_re Chanson』
    txmx5
    txmx5 2020/05/05
    工藤冬里インタビュー
  • 「自分だけでは全く作れなかった」──崎山蒼志、新世代アーティストたちと作る2ndアルバム『並む踊り』

    「崎山蒼志というすごいシンガー・ソングライターが現れた!!!」なんてことは去年言い尽くされたけど、やっぱり彼はおもしろい! 曲の作りかたや感性、ぶっ飛んでます。もうインタヴューしてて、にやけちゃうくらいおもしろかったです。崎山蒼志、君島大空、諭吉佳作/men、長谷川白紙──もはや彼(女)らの独創性に嫉妬しかありません。 インタヴュー&文 : 飯田仁一郎 写真 : 作永裕範 それぞれに特別惹かれるところがあった ──今作は2ndアルバムになりますが、どういう背景で作りましたか? 今年3月にドラマ主題歌とCM曲に書き下ろした「泡みたく輝いて / 烈走」が配信されて。そのあとに、今年中にアルバムを作ろう、という話になりました。もともと君島大空さん、諭吉佳作/menさん、長谷川白紙さんとは交流があったんですけど、そのときはちょうど一緒にできたらいいなと思っていたところでした。「それぞれ皆さん忙しく

    「自分だけでは全く作れなかった」──崎山蒼志、新世代アーティストたちと作る2ndアルバム『並む踊り』
  • 対談 : 小西康陽 x クボタタケシ ── 1990年代のピチカート・ファイヴと、DJと

    ピチカート・ファイヴの珠玉の名曲たちがついに配信スタートしました。野宮真貴をヴォーカリストに迎え、日コロムビアからリリースされた楽曲(1991年〜2001年)を、シングル曲を中心に小西康陽が完全監修でついにニュー・エディット&ミックスを行い、さらに全曲新たなマスタリングでリリース。題して『THE BAND OF 20TH CENTURY: Nippon Columbia Years 1991-2001』。「レコードの日」にすでにスペシャルな7インチ・ボックスとしてもリリース。 対談 : 小西康陽 x クボタタケシ OTOTOYでは『THE BAND OF 20TH CENTURY: Nippon Columbia Years 1991-2001』の配信開始とともに、当時のピチカート(とくに1990年代中頃)のそのサウンドにひとつヒントを与えていたであろうDJ〜クラブ・ミュージック的な音作

    対談 : 小西康陽 x クボタタケシ ── 1990年代のピチカート・ファイヴと、DJと
  • はじめてたどり着く“いまの時代のレコード”──現在進行形のポップ・バンドとしてのスカートを証明する新作

    映画やドラマ主題歌への抜擢やアーティストへの楽曲提供など、これまで以上に広く活躍を見せる、スカートが2019年6月にメジャー2ndアルバム『トワイライト』をリリースした。今作には『高崎グラフィティ。』主題歌「遠い春」や、大泉洋主演映画『そらのレストラン』の主題歌・挿入歌の「君がいるなら」「花束にかえて」をはじめ、11曲を収録した。澤部自身「これはいまのレコードだ」と語った今作。では澤部が考える“いまのレコード”とはどういった作品だったのだろうか。リリースから2ヶ月以上経ったいま、改めて今作を振り返ってもらった。 INTERVIEW : スカート スカートのアルバム『トワイライト』がリリースされたのは今年の6月19日。もうなんだかんだで2ヶ月以上前のことになる。その後、スカートはツアーに出て、〈フジロック〉にも出演し…… と相変わらず東奔西走していた。このインタヴューはそんなリリース後の忙中

    はじめてたどり着く“いまの時代のレコード”──現在進行形のポップ・バンドとしてのスカートを証明する新作
  • 対談 : VIDEOTAPEMUSIC x ロボ宙──豪華ヴォーカリストを迎えた4作目『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』

    『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』と題された、VIDEOTAPEMUSICの4作目にあたるフル・アルバム。ここには横山剣(CRAZY KEN BAND)、高城晶平(cero)、折坂悠太、ロボ宙、mmm、カベヤシュウト(odd eyes)、さらには韓国からはキム・ナウン(ex. Parasol)、フィリピンのMellow Fellow、そして台湾から周穆(Murky Ghost)といった歌い手たちが参加した、ある種の「ヴォーカル・アルバム」となった。また、先日のフリー開催 / 配信で話題となったアルバム・プレヴュー・ライヴ「Preview of The Secret Life Of VIDEOTAPEMUSIC」、そして次なるツアーにも帯同するエマーソン北村、松井泉、潮田雄一に加えて、Dorian、TUCKER、鶴岡龍、角銅真実、光永渉、武嶋聡、icchi

    対談 : VIDEOTAPEMUSIC x ロボ宙──豪華ヴォーカリストを迎えた4作目『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』
    txmx5
    txmx5 2019/08/01
    対談の内容もさることながら、沼田学氏による写真が良すぎる
  • 街の底、冷凍都市、交わす盃──【対談】吉野寿(eastern youth) × 向井秀徳(NUMBER GIRL / ZAZEN BOYS)

    NUMBER GIRLの復活の報に奮い立った! 同じくeastern youthの日比谷野音でのライヴの発表に奮い立った! しかも両バンドとも17年ぶりに日比谷野音でライヴをするという…復活のNUMBER GIRL向井秀徳。やり続けたeastern youth吉野寿。数多くの取材をOTOTOYでしてきたけど、一番奮い立つ対談だ。今40歳の俺の青春を先導した二人は、やっぱり今でも爆裂にかっこいいぞ! インタヴュー : 飯田仁一郎 構成 : 高木理太 編集補助 : 鎮目悠太、東原春菜 写真 : 大橋祐希 裏表がない。まさに“This is”ですよ。(吉野) ──お2人の最初の出会いは、どこだったか覚えていますか? 吉野寿(以下、吉野) : 昔やっていた事務所の〈坂商店〉に一緒にいたfOUL宛に聴いてほしいってCDが送られてきたんだけど、なぜか自分のところにそれが来ちゃったんですよ。すごい人が

    街の底、冷凍都市、交わす盃──【対談】吉野寿(eastern youth) × 向井秀徳(NUMBER GIRL / ZAZEN BOYS)
  • アーティストとしての花澤香菜、その原点〈ベース〉にある音楽──『ココベース』ハイレゾ配信開始&全曲解説

    花澤香菜史上・最上級に豪華なアルバムと言っても過言ではない『ココベース』。たとえば在日ファンクの浜野謙太とは、映画Go!Go!家電男子 THE MOVIE アフレコパニック』という映画で共演していたり、チャットモンチーやフジファブリックは大学時代からずっと聴き続けていて、彼女の青春を彩った音楽である。そんなアーティスト1組ずつ、花澤香菜とどんなドラマがあるのか掘り下げていった。 インタヴュー&文 : 真貝聡 写真 : 黒羽政士 自分のベースとなるものを、しっかりと身につけて前へ進めば良い ──いきなりですけど、僕は1988年生まれで。 花澤香菜 (以下、花澤) : ああ! 同級生じゃないですか! ──2月25日で花澤さんも30歳になりますね。 花澤 : もうすぐ追いつきます(笑)。 ──先日ライヴを観に行かれたというPerfumeを筆頭に、実は1988年組って結構……。 花澤 : 怪物だ

    アーティストとしての花澤香菜、その原点〈ベース〉にある音楽──『ココベース』ハイレゾ配信開始&全曲解説
  • 大和田俊之、渡辺志保に訊く2018年のアメリカ音楽の深化&年越し前にこれだけは! 『Year in Music 2018』

    2018年もそろそろ年の瀬。新しい春の訪れも迫る今日この頃ですが、この記事を読んでいるあなたは、2018年どんな作品が印象に残っていますか? 音楽評論家として活躍する岡村詩野を講師に、音楽への造詣を深め、音楽の表現を学ぶ「岡村詩野音楽ライター講座」の10月期では『Year in Music 2018』をテーマに、今年の音楽シーンではどういったことが起き、それがどのように作品に反映されているのかを考察してきました。ページでは今回の講座の最終回にゲスト講師としてご登壇いただいた大和田俊之氏(慶應義塾大学教授)、渡辺志保氏(音楽ライター)と、講師である岡村詩野のトーク・セッションの模様を掲載。2018年の音楽シーンを振り返るうえで、これ以上ない内容となっていますよ! さらに岡村詩野、そして音楽ライター講座生によってピックアップされた、2018年の重要作品も掲載! まだチェックしていない作品があ

    大和田俊之、渡辺志保に訊く2018年のアメリカ音楽の深化&年越し前にこれだけは! 『Year in Music 2018』
  • 七尾旅人、デビュー20周年イヤーに届けられた『Stray Dogs』

    今年デビュー20周年を迎えた七尾旅人が、『Stray Dogs』をリリースした。人生の“喜怒哀楽”や、“希望”をはっきりと明示せず、示唆的に伝えようとする彼の質は、今作でも色濃く出ている。さらに、ジャンルの橋を越境的に渡り歩いていくような音楽性もあいかわらず健在。そこからは、これまでの自身のキャリアを総括し、感謝の気持ちが込められているような印象さえ受ける。OTOTOYではそんな最新作『Stray Dogs』を、レヴューとともにお届けする。 デビュー20周年という節目にリリースされた、七尾旅人の『Stray Dogs』。小川のせせらぎのように心地の良いメロウなサウンドが全体を貫き、気がつくとその作品の世界に没頭している。すべてを聴き終わった後に湧き上がってくるのは圧倒的な心地良さ──それは子どもの頃、寝る前に棚から好きな絵を選んで、親に読み聞かせてもらったときのあの感覚に似ている。能

    七尾旅人、デビュー20周年イヤーに届けられた『Stray Dogs』
  • “ビートの王様”skillkillsがキャリア初のベスト盤をハイレゾ・リリース - OTOTOY

    まさに“ヤバスギルスキル”! 「KING OF BEATS」を名乗って活動を広げるskillkillsがキャリア初のベスト盤『THE BEST』をリリース。今回は全曲の再アレンジ、再録音がされ、過去にリリースされた作品とはまた別の魅力も生み出された作品に。ILLでDOPEなサウンドは、ハイレゾでバッチリと堪能すべし。ヒップホップやオルタナ・ロック、レゲエ、さらにはファンクなど、さまざまなジャンルを巻き込み生み出される唯一無二の世界観を二木信によるインタヴューで解き明かそう。 INTERVIEW : skillkills 「Debut」という曲を聴いたとき、僕は、これは2000年代のシンセがビリビリ鳴り、ビートが叩きつけられるスウィズ・ビーツの躍動的なトラックをバンド・サウンドで再現したようではないかと思った。向井秀徳とK-BOMBのラップをフィーチャーした「The Shape of Dop

    “ビートの王様”skillkillsがキャリア初のベスト盤をハイレゾ・リリース - OTOTOY
    txmx5
    txmx5 2018/11/29
    “インタヴュー&文 : 二木信”