Interactive GIF Music Video by AC-bu
第16回芸術評論募集 【次席】ウールズィー・ジェレミー「インターネット民芸の盛衰史」『美術手帖』創刊70周年を記念して開催された「第16回芸術評論募集」。椹木野衣、清水穣、星野太の三氏による選考の結果、次席にウールズィー・ジェレミー、北澤周也、佳作に大岩雄典、沖啓介、はがみちこ、布施琳太郎が選出された(第一席は該当なし)。ここでは、次席に選ばれたウールズィー・ジェレミー「インターネット民芸の盛衰史」をお届けする。 2018年6月に東京藝術大学で、アメリカ人の政治学者、ジョディ・ディーンの特別講義「コミュニケーション的資本主義」が催された(*1)。彼女の研究について簡潔に述べておくと、彼女は、SNSや電子掲示板におけるイメージとテキストを組み合わせた画像を「二次的視覚性」と名付け、新しいコミュニケーションの形態(イメージを中心とする言語)として理論を展開している。彼女によれば、二次的視覚性を
新元号「令和」の発表でもちきりだった4月1日、実はワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web、WWW)が30週年を迎える記念すべき日でもあったのです! というわけで今回は、そんなウェブ30周年を記念して米Gizmodoの記者Rhett Jonesがまとめた、歴史の中に消えていったネットアイコンたちを紹介します。基本的に海外のものなので、馴染みないものもあるかもしれませんが、知っていた人は過ぎ去りし日を懐かしみながら、今回はじめて知ったという人は新鮮さを感じながら、お楽しみください。 インターネットは、文字とハイパーリンクという最低限のものしかなかった最初のウェブサイトから大きな進歩を遂げました。にもかかわらず、ネットサーフィンを支える多くの部分は驚くほどにそのままだったりします。ほかにも様々な選択肢があるにもかかわらず、未だに缶で作ったマイクで録音したんじゃないかというレベルの
今年(2018年)は『serial experiments lain』20周年ということで、ファンの有志によるイベント が開かれたり、脚本家の小中千昭氏がブログを開設したりと、各所で『serial experiments lain』を回顧する催しが行われているようです。 そこで、この記事では、そういった盛り上がりとは一見したところ無関係の場所で営まれている『lain』コミュニティを紹介することで、『lain』の受容層の広がりと深さの一端をお伝えしたいと思います。 ■lainchan 海外のインターネットには、いわゆるchan系と呼ばれる、日本の「ふたば☆ちゃんねる」に端を発する匿名画像掲示板が数多く存在しています。その中でも、『serial experiments lain』をモチーフとするchan系画像掲示板が、この「lainchan」です。 「lainchan」は、2014年4月に設立
【代表Blog】なぜPlayatuner Tシャツを作ったのか?今までのPlayatunerと今後の方針に込められた想い Playatuner代表として活動している 渡邉航光(Kaz Skellington)です。弊マガジンを読んでいただいている方はご存知かもしれませんが、先日、実はPlayatunerのグッズ第一弾となるロゴTシャツをリリースいたしました。友人であり、今まで何度も協力してくれたIDeeez氏デザインのロゴを使用したシンプルなデザインで、白/黒S〜XXLで展開しております。ご購入いただくと無料で1枚ステッカーが封入され、10月いっぱいまでは送料無料で設定しております。法人としても個人としても、はじめての試みであり、かなり右往左往しましたが、ボディと生地を工場に見学しにいったりの試行錯誤をした結果、やっと第一弾のリリースをすることができました。(10月31日まで送料無料 &
vaporwaveがどのようにしてインターネットで作られ、そして、壊されたか。 | CAHIER DE CHOCOLAT [ORIGINAL] HOW VAPORWAVE WAS CREATED THEN DESTROYED BY THE INTERNET An exploration of the anti-consumerism music that died the way it lived. AUG 19, 2016 http://www.esquire.com/entertainment/music/a47793/what-happened-to-vaporwave/ Photo Illustration by Kevin Peralta vaporwaveがどのようにしてインターネットで作られ、そして、壊されたか。——ふさわしい死に方をした反消費主義の音楽についての考察 201
■pedobear記号学(序に代えて)ところで皆さんは"pedobear"をご存知でしょうか。"pedobear"の元ネタは「クマー」というAA(アスキーアート)で、主に「2ちゃんねる」において所謂「釣り」の文脈とともに使用されていました。ところが、この愛らしい熊のAAが、海外の画像掲示板"4chan"に輸出され、独自の文脈を帯びるようになります。当初は児童ポルノ等の規約違反に該当する画像が削除された痕跡として「クマー」のイラストが使用されていましたが、やがてペドフィリーそのものと関連付けられるようになります。英語圏ではアスキーアートをうまく入力できない、という環境的差異からAAの代わりにイラストが用いられていましたが、そのことが既成の画像とイラストを合成させたいわゆる糞コラを大量に生み出し、しかもそれらがクマーの小児性愛趣味を匂わせるものであったため、英語圏のインターネットではクマーのイ
ポストメディア都市と情動資本主義の回路 ──YouTuber、「恋するフォーチュンクッキー」、Pokémon GO 今年の初夏の頃、JR大阪駅付近の地下街でYouTubeが大規模な街頭広告キャンペーンを打っているのを見て、なにやらもやもやした複雑な気分になった。件の広告は、「好きなことで、生きていく」というキャッチフレーズでYouTubeが2014年から展開しているプロモーションの一環であり、いわゆるYouTuberが一組と二人取り上げられている。学ラン姿で歴史ネタのダンスを披露する男性二人組(エグスプロージョン)、自分の顔を実験台にしてメイクアップの技を披露する看護師の女性(関根りさ)、洋楽の日本語カバー動画でブレイクしてメジャーデビューした女性歌手(MACO)。私はこの広告を目にするまで彼らのうちの誰も知らなかったが、それぞれ数十万規模のチャンネル登録者数を持つ人気YouTuberであ
インターネットにおけるエイプリルフールの歴史 インターネットインターネットの歴史 Tweet 2016年04月01日 本日4月1日はエイプリルフールです。おそらく今年もあちこちのサイトでそれ系のネタ企画が行われているのでしょう。 しかしネット上におけるこのようなエイプリルフール企画というのは結構前からあったにもかかわらず、その規模や内容はネットの広がり、発展に伴ってだいぶ変わってきた気がします、 そこで今日は、インターネット上のエイプリルフールの歴史について、軽く振り返ってみようと思います。■目次 ▶インターネット以前 ▶インターネット黎明期(1990年代後半) ▶インターネット発展期(2000年代) ▶2011年 ▶そして今年 インターネット以前 日本でインターネットが本格的に普及したのは1990年代後半からですが、それ以前でも今のインターネットにおけるエイプリルフール企画に繋がるような
今更興味がある人は少ないと思うけど、新年会でひさびさに昔の話題になって、その際いろいろ思い出したので書く。情報源は自分とその周辺なのだけど、具体的にはXROGERの流れと、比較的交流のあったSHARPNELの流れ、あとは当時からナードコア周辺に出入りしていたコアなファンたちからの情報などが元なので、細かい事実関係は間違ってるかもしれない。ただまあ、渦中にいた者としての一感覚として受け止めてもらえば幸い。 ナードコアとは (ナードコアとは) – ニコニコ大百科 で、まあ、このニコニコ大百科の記述で辞書的にはあってるとは思うのだけど、もう少々補足すべきことはありそうだとも感じる。 私が考えるところ、現在大百科の定義にあるような「ナード(A&G、いわゆるアニメ、ゲーム的なもの)+ハードコア」というとらえ方は、どちらかというと結果的にそれらが印象に残り、引き継がれていったというだけで、そのスタート
【月刊BARKS 藤井丈司連載対談『「これからの音楽」の「中の人」たち』】第2回 ばるぼら編Vol.1「1998年から1885年へ」 連載第2回は、前回に続いて「ボカロ」についての対談です。 10代や20代前半には、爆発的に人気のあるボカロですが、 四十代以上には、ほとんど音楽として認知されていないという、 情報速度の速いこの国にしては、ちょっとめずらしい状況が起きています。 初音ミクが出てきてたった6年で、こんなに大きな音楽シーンが生まれたのはなぜなのか、 そしてそれが、なぜフツーのオトーサンたちには、 「あぁボカロね...」ぐらいにしか認識されていないのか。 今回は、『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』や『消されたマンガ』(共著)などの作者である、ばるぼらさんに登場してもらい、ボカロを生み出すに至った、主に90年代からゼロ年代前半までの、ネットの中のさまざまなサブ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く