群馬県桐生市新里町新川、会社員鏑木浩二さん(43)方で2日早朝に起きた住宅火災は、噴き出すような炎が瞬く間に広がり、幼い子ども3人と母親の命を奪った。 桐生署が実況見分した結果、2階の階段近くが激しく燃えており、同署は、近くにあったパソコンなどの配線関係が出火原因とみて調べている。 同署の発表によると、3人の遺体は、鏑木さんの長男で市立新里東小3年丞一朗(じょういちろう)君(9)、同1年の次男紳之介君(7)、幼稚園児の次女史乃(しの)ちゃん(3)とみられる。2階の洗面所前の廊下で1体、2階寝室で2体が発見された。 寝室では普段、母親の展子(のりこ)さんと子ども3人で寝ていたが、展子さんは洋室で救急隊員に発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は、いずれも一酸化炭素中毒とみられる。 同署によると、2階寝室の外側のコンセント周辺の燃え方が激しかった。近くにはパソコンやプリンターなどがあり