酵素を騙して潜り込めます。 米国のカリフォルニア大学(UC)で行われた研究によって、自然では4文字しかないDNAを6文字に拡張する試みが行われました。 この新たな人工塩基対システム「AEGIS」は従来の4文字「A・T・G・C」に加えて新たに2文字「B・S」が加えられています。 また研究では新たな人工塩基対システムが細胞内の酵素「RNAポリメラーゼ」に自然なDNAと同じように認識され、騙せることが示されました。 研究者たちはプレスリリースにて「わずか 4 文字で地球上の生命がどれほど多様であるかを考えると、さらに2文字を追加できた場合に何が起こるかという可能性は魅力的です」と述べています。 今回はまず「そもそもなぜDNAは4文字なのか?」といった疑問や拡張された6文字システムの利点について解説し、次ページ以降では今回の研究成果について紹介したいと思います。 研究内容の詳細は2023年12月1