プログラミング言語のPythonは数々の魅力を持ち、高い人気を誇る。ただし人によっては不満点もあるだろう。筆者の独断と偏見でPythonの“マル”と“バツ”を紹介する。 つい最近まで、Pythonの弱点の1つとして、「switch」文がないことがよく言われていました。switch文とは、1つの変数に対して、複数の条件を設定して分岐する構文です。ほぼすべてのプログラミング言語で実装されています。 Pythonにはswitch文が長い間ありませんでした。同じことやろうとすると、if文を使うしかなく、ifとelifの条件式に同じ変数を何度も重複して記述しなければなりませんでした。 しかし、Pythonもバージョン3.10で、ついにswitch文に相当する「match」文が導入されました。基本的な書式は以下です。 match文の書式の構造は、他の言語のswitch文とほぼ同じです。「match」の