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ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (2)

  • 「本を読む」とはどういうことかをもう一度考え直すために - 松岡正剛『多読術』 - 魔王14歳の幸福な電波

    すごいいいだったのでみんな読めばいいと思います。 『多読術』というタイトルから、ありがちなノウハウを想像するのは誤り。読書と編集に関わりながら半世紀を生きてきた著者・松岡正剛さんの、読書という"営み"に対する濃密な思想がみっちりと詰まった一冊です。それだけでも読み物としてとても面白いですし、読みを趣味とする者として感化されるところも非常に多くありました。 を単なる情報と見るのではなく、「嗜好品」として見るだけでもなく、「を読む」という行為自体を意識する視点が語られているのだと思います。自分の「の読み方」がどれだけ固定化していたかを、読中何度も思い知らされました。読者に変化を及ぼす示唆がいっぱいです。 たとえば、「を綺麗に保存するか/書き込んだり折り目付けたりするか」問題に関して。「は装丁全体でひとつの作品なのだから、汚さずに大事にする」という人と、「は情報の容れ物にすぎな

    「本を読む」とはどういうことかをもう一度考え直すために - 松岡正剛『多読術』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 全描写が伏線のWeb漫画、 『胎界主』 が凄い、本当に凄い - 魔王14歳の幸福な電波

    Web漫画 胎界主 この漫画が、当に凄いのです。 無料で読めるWeb漫画です。だから「ネットでお金も払わずにこんな面白い漫画が読めるなんて、今はいい時代だなあ」なんて思いながら読み始めました。でも、十話も読み進めると、そんな条件付きの感想はどっかに吹き飛びました。「こんな凄い漫画が読めるなんて、当に嬉しい」 後半は、そんな感慨を抱きながらの一気読みでした。 一級のストーリー漫画だと思います。独自の宇宙法則/世界構造とか、派閥抗争に知謀を巡らす悪魔とか、腕力ないけど瞬時の状況対策が凄い主人公とかの話です。主人公は、人嫌いだけど人助けして金銭を巻き上げる、ブラックジャックが何でも屋に鞍替えしたみたいな男です。 とりあえず第一話を読んでみます。一読して、わけの分からない作品です。わけが分からないけど、にも関わらず明らかな魅力があります。だから、再読します。再読するとちょっと分かるのですが、や

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