「もし,Chrome OSがWebブラウザしか動かないパソコンだとして,自分はメイン・マシンとして使うだろうか」――。米グーグルの発表を聞いて,まず最初に考えたのがこのことだ。しばらく考えた後,「たぶん使わない」という結論に達した。理由は使い勝手や拡張性を考えるとWindowsに劣り,仕事に支障がありそうだからだ。 まず,使い勝手。HTML 5に対応したWebブラウザなら,画像編集のようなアプリケーションもJavaScriptで実現できるが,ローカルのハードウエアの機能を限界まで使えるネイティブ・アプリケーションの方が機能も豊富で,使い勝手も良いと推測する。PowerPointのようなプレゼンテーション作成ツールや動画編集ソフトでも同様だ。 拡張性も低そうだ。最終的にどのような実装になるかは明らかではないが,デバイス・ドライバを追加して,新しい機器を接続するといった機能はWindowsより
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