「コミュニティ上のコミュニケーション充実につながるソーシャル・アプリケーションがこれから大きく伸びます。いいものを作れば世界中で使われるでしょう」。ミクシィの笠原健治社長は強調する。同社は4月、日本最大のSNS「mixi」の開発環境を公開。将来3000万人を見込むmixi会員に向けて、誰でもアプリケーションを作れるようにしていく。(聞き手は谷島 宣之=日経コンピュータ編集長、写真は小久保 松直) mixiが国内最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に成長した理由は。 それは「コミュニケーション重視」の一言に尽きます。mixi上でまず、友人や知人とのコミュニケーションがとれる。続いて同じ趣味、同じ関心、あるいは同じ属性、同じ悩みを持つ人たちともコミュニケーションできる。こういうコミュニケーションサービスのインフラとして評価されたから、成長できたと思っています。 これは2004