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2016年11月5日のブックマーク (39件)

  • 中東の窓 : モロッコの抗議運動のその後

    モロッコの抗議運動のその後 2016年11月05日 15:35 モロッコ人権 モロッコの北部の町で、魚売りが魚を得る許可を有していないとして警官と衝突して、ごみ収集車の中から死体が見つかったことに対して、各地で抗議運動があったことは先に報告しました。 この事件に対して、政府はそれが重大な政治事件に発展することを防ぐために、政府は素早く異例の措置を取り、国王が内務大臣を遺族の家に弔問に向かわせ、また関係者11名を逮捕し、そのうち8名(内務省関係者2名、魚市場関係者2名、動物医師1名を含む)を拘留している由。 しかし、それにもかかわらず、各地での抗議は収まらず、特に3日には遺体の葬儀の列に続いて、多数の民衆が抗議のスローガンをアラビア語とベルベル語(殺されたのはベルベル人か?)で書いた幕をもって行進した由。 http://www.alquds.co.uk/?p=624885 これを報じるal

  • 中東の窓 : 大統領選に対するISのテロ?

    大統領選に対するISのテロ? 2016年11月05日 11:44 ISテロ 米大統領選挙が8日に近づき、我が国のメディアも双方の接戦を伝えていますが、al qods al arabi net は、米情報機関CIAが、ISが選挙を狙って米国内でテロを行う可能性があると警告していると報じています。 それによると、CIAとFBIは、ISが特に米国内の3の州、NY,テキサス、バージニアでの可能性が高いとして、地元治安当局とともに警戒態勢を挙げているとのことです。 特にNYについては、NYとニュージャージイの飛行場を管理する港湾・航空局が、最大限の警戒態勢をとっている由。 また先週はFBIが投票場を管理する当局に対して、テロの場合、投票場がいわゆる一匹狼lone wolfにより狙われる可能性があるとして、警報を発した由。 http://www.alquds.co.uk/?p=624623 http:

  • 中東の窓 : ISのal sharqat攻撃

    ISのal sharqat攻撃 2016年11月04日 21:19 イラクIS モースル作戦の落穂ひろいの続きです。 ISはモースル攻撃に対する牽制作戦として、キルクークとヨルダン国境に近いal rutba を一時占拠しました(その後双方ともイラク軍等が奪還した)が、今度はモースの南のal sharqatです 。 アラビア語メディアによると、ISはティグリス川の東岸から、4日0300にal sharqat を攻撃し、郡長舎等を占拠するとともにモスクを破壊したりし、イラク軍兵士11名を殺害したとのことです。 これに対してイラク、軍警察、民兵等が反撃し、IS14名を殺害し、市の大部分を回復したとのことですが、未だに掃討戦が続いている模様です http://www.alquds.co.uk/?p=624446 http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/1

  • 中東の窓 : ラッカ攻略

    ラッカ攻略 2016年11月04日 18:42 ISシリア モースルの奪還の後は、シリアにおけるISの根拠地ラッカの奪還だと言う声が強まっていますが(モースルの市街戦はまだ始まったか否かのところで、ずいぶん気が早い気もしますが)、al qods al arabi net は、有志連合の報道官が4日TV記者会見で、3〜40000名の兵士が、ラッカを包囲する用意ができていると語ったと報じています。 記事は、米国防総省は、ラッカ奪還作戦にYPGとアラブ兵からなるシリア民主軍が大きな役割をはやすことを期待しているとしています。 但し、トルコはYPGが参加することはトルコの安全を害するとして、強硬に反対しており、報道官も関係国と調整中であるとした由。 また、記者からの北からはシリア民主軍が押さえるとして、南はどうするのか?との質問に対しては、現地のアラブ兵が多数いるが、彼らは更に訓練が必要とした由。

  • 中東の窓 : モースルの戦い(バグダーディの呼びかけ等)

    モースルの戦い(バグダーディの呼びかけ等) 2016年11月04日 17:18 ISイラク ・ISの指導者のバグダーディがどこにいるかは不明ですが(先に彼はシリアとイラクの間の砂漠地帯に潜んでるとの報道もあったかと思う)、ペッシュメルガの司令官は、彼らの情報によれば、バグダーディはモースル市内にいると語ったよし。 ・そのバグダーディは3日、ネットを通じて、ISのメンバーに対して、逃げることなく、モースルを守るためにイラク軍等と戦うことを呼びかけたが、その中で、同時にスンニ派のイスラム教徒に対して、ISは彼らの最後の砦であるとして、イラクの周辺国、特にトルコとサウディを攻撃することを呼びかけた由 (既にトルコではISによると思われるテロが多数発生しており、またサウディでもつい最近当局がテロを計画していたISの細胞を逮捕したことは報告済み) ・上記ペッシュメルガの司令官は、これまでのところ、モ

  • 中東の窓 : エジプト軍のシリア派遣?

    エジプト軍のシリア派遣? 2016年11月04日 11:10 エジプトシリア al qods al arabi net とal jazeera net はイランの通信社taneem(注;アラビア文字からの訳)はエジプトがシリア政府と、テロリストに対する闘争を調整することになり、エジプト軍をシリアに派遣することになり、そのことは近日中に発表されるだろうと報じていると伝えています。 尤もそのソースはメディアとのことで、またこの報道に関してシリア外務省は肯定も否定もしないとしている由。 記事は、このようなエジプトの最近の動きは、サウディ等との関係悪化を羽井したもので、つい最近シリア情報局長官がエジプトを訪問し、その事実が(例外的に)公表された(確かその事実は報告したかと思う)とし、更には安保理でのアレッポに対する決議案でエジプトがロシア案を支持したことがあったとしている。 またカタールはこのエジ

  • 中東の窓 : イラク情勢(モースル等)

    イラク情勢(モースル等) 2016年11月03日 10:34 イラクトルコ モースル作戦等について落穂ひろいを続けます ・ISの指導者のバグダーディは、モースル作戦開始以来初めてネットで録音した音声のメッセージを発し、勝利を確信しているとして、人々にモースルを死守することを呼びかけた (昨日だったか、どこかの記事で、バグダーディはモースルに潜んでいると出ていましたが…もちろん真偽は不明…矢張りISはモースルを死守するつもりなのでしょうね。民間人の被害が懸念されます) ・モースル解放作戦は南部と西部から進められているが、、イラク軍は南部からモースル中心を目指している ・その西部では、シーア派民兵のal hasha d が、モースル―ラッカ(シリアのISの根拠地)間の高速道路を制圧し、モースルのISに対する補給路を切断したと発表した。 他方国連は、シーア派民兵がモースル等で、住民に対して人道法

  • 中東の窓 : モースル作戦

    モースル作戦 2016年11月02日 09:00 イラクIS これから授業ですので、一言だけ モースル解放作戦については、ついにイラク軍がモースル市に突入し、激しい戦闘が続いているとのことですが、若干の落穂ひろいを・・・・ ・(モースルでISが大量に住民を処刑しているとのニュースはこれまでも流れていましたが)国連人権報道官は、信頼すべき情報によると、ISはモースルで大量虐殺をしていると非難した。 先日も40名の元治安関係者を処刑した由。 また、ISは数千名の住民を人間の盾として拘束している由 ・イラク治安筋によると、ISは数百の家族を学校とか政府庁舎に留め置いている由。 ・またNGOによれば数万人の児童が、モースル内で足止めをっている由にて、安全な非難回廊の設置が求められている由 http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/11/1/الأمم-ا

  • 中東の窓 : イランの野望?

    イランの野望? 2016年11月01日 12:06 イラン中東関連 これまでもイランの革命防衛隊幹部等の、「戦闘的」な言辞は紹介してきましたが、al qods al arabi net は、革命防衛隊の副司令官が31日、イランの国境は東地中海から公開まで広がり、イランとしてはその敵を追及していくうえで、現存の国境など考慮しないと発言したと報じています。 また彼は「聖なるものを守る部隊は世界中に存在すると発言したが、この名称は当初シリアで戦闘するイラン兵に与えられたものであったが、現在はすべてのバシージ(革命防衛隊の補助民兵)に与えられている由。 彼は、イラン革命防衛隊が血であがなった成果のために、その国境は地中海から紅海まで広がったとして、イランはその敵を追及するのに、現存の国境線はred line と考えないとして、イラン当局が西側諸国で行った、反対派の暗殺(複数)を挙げた由。 (これ正

  • NO4305『リビアの混乱と将来予測』

    1月2日 『ゼレンスキー追い詰められる』 追い詰められたゼレンスキーがロシアの都市を攻撃、ロシアは軍事施設を報復攻撃 ウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官によると、その前日にロシア軍は150発以上のミサイルとドローンで「重要なインフラ、産業施設、軍事施設が攻撃された」としているが、別の情報源もロシア軍のミサイル攻撃が主に軍事企業や倉庫に向けられていたとしている。 空爆の場所からも標的が倉庫や軍事企業だったことを示している。ただエネルギー施設は標的になっていないという。ウクライナだけでなくアメリカNATOの兵器庫もすでに空で、その生産力はロシアの半分だとも言われている。ミンスク合意で騙されたロシアアメリカNATOと停戦交渉を再開するとは思えず、アメリカ国内でもジョー・バイデン政権の戦争継続方針に反発する声が強まっている。 そこで、アメリカが日に圧力を加え、迎撃ミサイル「PAC

    NO4305『リビアの混乱と将来予測』
  • 中東の窓 : IS関係テロリストの逮捕(サウディ)

    IS関係テロリストの逮捕(サウディ) 2016年10月31日 15:58 サウジアラビアIS サウディもアルカイダの時代から「腐敗した王政」として過激派のテロの標的になってきましたが、al arabiya net は、サウディ内務省が30日、サウディ内で2のIS関連細胞を摘発し、サウディ人からなる細胞と、ジェッダでのサウディ―UAEのサッカー試合でテロを計画していた非サウディ人の細胞を摘発し、サッカー試合の方は大参事を未然に防いだと報じています。 ・サウディ人からなる細胞の方は、shaqlah 県を根拠地として、ISと連絡を取りつつ、治安関係者を狙っていたとのことです。メンバー4名はいずれもサウディ国籍 ・もう一つの細胞は、パキスタン人2名、シリア人1名、スーダン人1名で、こちらの方もISの指令を受けつつ、ジェッダのサッカー競技場で行われるサウディ対UAEの試合を狙っていた由。 犯行には自

  • 中東の窓 : シリア情勢(アレッポ等)

    シリア情勢(アレッポ等) 2016年10月31日 15:01 シリアロシア アレッポ等意リア情勢に関する落穂ひろいを続けます ・アレッポでは反政府軍の攻勢とそのロケット攻撃が報じられていますが、ロシア国防省はロシア機と政府軍機は、この13日間アレッポ上空を飛行していない(すなわち攻撃していない)と語った(ただし、一部にはシリア政府筋の話として、これを否定し、シリア機は東アレッポに対する攻撃を続けていると主張したとの報道もある) ・このロシア機の空爆停止にも助けられてか、反政府軍はアレッポの南で、東アレッポ封鎖の重要な拠点である軍事学校軍に接近している由。 さらに、西アレッポにも侵入し、一部の地域を占拠し、政府軍の反攻を撃退した(反攻が成功したとの報もある)由。 西アレッポでは市街戦が続いている模様 ・(反政府軍が政府軍拠点に対して大量のグラッド・ミサイルを発射したことは既に報告済みだが)国

  • 中東の窓 : モースル解放作戦

    モースル解放作戦 2016年10月31日 12:00 イラクIS モースル作戦に関する落穂ひろいを続けます・・・ ・モースル作戦は南部からの政府軍と連邦警察の攻撃、西部でのシーア派民兵の攻勢は、順調に進んでいる模様で、第9機甲師団はモースルから7㎞の村落を制圧した由。 ・連邦警察によると、イラク軍等はこれまで61の村を解放し、1400平方㎞を制圧し、1396名の避難民を収容し、747名のISを殺害し、88名を捕虜にした由 また166両の爆装車を破壊した由 シリア人権網によると、モースルで殺害されたISの遺体40がシリアのラッカに到着した由 http://www.alquds.co.uk/?p=621932 https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2016/10/31/جثث-40-داعشي-سوري-تصل-إلى-الرقة-

  • NO4304『トルコがアメリカの退避勧告に困惑』

  • 中東の窓 : リビア情勢

    リビア情勢 2016年10月29日 12:24 リビアアメリカの外交政策 米政府責任者筋は、31日ロンドンにて、リビア問題に関する関係国外相会議が開かれると発表した。 この会議は英国と米国が招請するもので(参加国名は不明)、統一政府に関する政治的「凍結」を打開することを目指すもので、関係諸国は統一政府が未だにトブルク議会の信任を得ておらず、首都トリポリ外ではその権限が全く及んでいないことに危機感を有している由。 会議にはIMF及び世銀代表も出席し、リビアの経済、財政問題についても協議する由 他方、仏外相とモロッコ外相は、地中海南北両岸の5プラス5のマルセーユの会議にて、参加国は統一政府を支持すると表明したと語った由 仏外相はまた、チュニジア外相が、リビア周辺国会議を開催する用意があると表明したと語った由 http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/1

  • 中東の窓 : カイロでの爆発(エジプト)

    カイロでの爆発(エジプト) 2016年10月29日 11:24 エジプトテロ al qods al arabi net は、エジプト内務省が声明で、28日カイロの主要道路で、初歩的な道路爆弾の爆発があり、1名死亡し、1名負傷したと発表したと報じrています。 爆発は治安部隊を狙ったものとのことですが、犠牲者が治安関係者か否かは不明で、また犯行声明等は今のところ出ていない模様です。 http://www.aljazeera.net/news/international/2016/10/28/روسيا-تخسر-مقعدها-بمجلس-حقوق-الإنسان 反攻の具体的な場所も不明で、また被害も比較的軽微(と言ったら犠牲者には悪いが)なものの様ですが、カイロでは、確か先週にはシナイ半島で過激派対策を担当していた准将が暗殺された事件もあり、このところシナイ半島(こちらではほぼ毎日治安部隊の

  • イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念(上) - 川上泰徳|論座アーカイブ

    米軍主導の有志連合の空爆によって支援を受けたイラク軍が、過激派組織「イスラム国(IS)」に支配されたモスル奪還作戦を始めた。モスルは2014年6月に制圧されたが、イラク政府は2015年春からISへの攻勢を強めており、2年4カ月ぶりのモスル奪還で、ISの排除を目指す。 イラク・モスル近郊の村がイラク軍に解放された際、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員によって硫黄工場が放火され、有毒ガスが発生した=2016年10月21日ロイター イラク治安部隊にはシーア派民兵「人民動員部隊」が参入し、さらに北部から、トルコが訓練した3000人のアラブ人、クルド人、トルクメン人などの民兵も参加するという。 一方のIS側は4000~8000人の戦闘員を抱えるとされるが、シリア側から増援があるかもしれないという。 最悪、避難民・難民が100万人? 今回のモスル奪還作戦は10月17日に始まり、アバディ首相は「歴

    イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念(上) - 川上泰徳|論座アーカイブ
  • イラクがこんな時期に「酒禁止法」可決の謎

    <北東部でイスラーム国(IS)からモスルを奪還する作戦が進行中のイラクで、アルコール飲料の輸入・製造・販売を禁止する法律が可決された。なぜ今? なんのために?> (写真は2010年、クルド人自治区のアルビルで酒を売る店) イラク国会は10月22日、あらゆる種類のアルコール飲料の輸入・製造・販売を禁止する条項を含む法律を可決した。違反した場合は1000万から2500万イラク・ディーナール(ID)の罰金だそうだ。日円では90万円から220万円とかなり大きな金額である。 このニュースをみた最初の感想は「イラクよ、おまえもか」だった。わたしは、ほとんどお酒は飲まないので、別にイラクでお酒を飲めなくなること自体を嘆いているわけではない。イラクのような、かつては世俗的な国の代表だったところまでが、わざわざ法律で禁酒を決めなければならないことを残念がっているのである。 【参考記事】よみがえった「サウジ

    イラクがこんな時期に「酒禁止法」可決の謎
  • イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念(下) - 川上泰徳|論座アーカイブ

    イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念(下) 多くの波乱要因を抱えるシーア派民兵とスンニ派部族 川上泰徳 中東ジャーナリスト 過激派組織「イスラム国(IS)」に支配されたモスルのイラク軍による奪還作戦で最大の懸念は、シーア派民兵の戦闘への参加である。今回の作戦にも、シーア派民兵が動員されているとされ、IS支配下にあるスンニ派民衆は、ISとシーア派民兵の間に挟まれた形となっている。 シーア派主導のイラク政権による対IS作戦については、今年6月にあった首都の西60キロにあるファルージャ奪還作戦で、シーア派民兵によるスンニ派民衆の虐待が問題になった。 人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」の報告書によると、イラク連邦警察と民衆動員部隊が、ファルージャ北部のある村から逃げてきた10人以上を処刑したという。その時の生存者が地元テレビの取材に答えて、住民は男女に分けられ、男性は一列になってイ

    イラク軍によるモスル奪還作戦への懸念(下) - 川上泰徳|論座アーカイブ
  • アレッポの被害状況 | TAKESHI SAKURAGI

  • アレッポにもモスルにも、ほとんど関心がない米世論

    <シリアのアサド政権を支援してアレッポへの攻撃を続けるロシアは、米大統領選の結果を注視している。しかしアメリカの世論は、中東地域への関心をほとんど失っている>(写真:空爆によってアレッポの街は破壊し尽くされた) 大統領選の投票まで残り一週間を切った今、一部の世論調査では全国レベルでドナルド・トランプ候補の支持率がヒラリー・クリントン候補を1%上回ったとか、接戦の中道州で情勢が逆転しているという報道が出ています。 ですが、常識的には「事前投票」が40%近く進行している現状では、この時点の世論調査の数字にはあまり意味がないという意見、あるいはメディアが接戦を煽っているのは両陣営への「最後のテレビ広告枠販売」で稼ぐためという解説もあります。 今週2日には、歴史に残る名勝負の結果、ワールドシリーズでシカゴ・カブスが優勝し、翌朝のニュースは各局この話題一色になりました。仮に、当にトランプ優勢が事実

    アレッポにもモスルにも、ほとんど関心がない米世論
  • Spike's Military Affair Review

    南スーダンの反対勢力と政府軍の総力戦がかなり差し迫っている可能性があります。 sudantribune.comによれば、30日、レイク・マシャル(Riek Machar)が率いる反対勢力は西エクアトリア地域(Western Equatoria)のグレーター・ムンドリ地区(Greater Mundri)での戦闘で、政府軍兵士99人を捕らえました。 マシャルの報道官、ジェームズ・ギャトデット・ダク(James Gatdet Dak)は日曜日に、反対勢力軍がムンドリ郡のカデベ軍事基地(Kadibe)を占領した時に最大99人を捕らえたといいました。 東ムンドリ郡のコミッショナーは木曜日に、カデベが2日間にわたり反対勢力軍に支配されたものの、最後には政府軍に追い払われたといいました。 「我が軍はサルバ・キール政権(Salva Kiir)の兵士99人を捕らえました。ウェズレー・ウェレバ将軍(Gener

  • Spike's Military Affair Review

    military.comによれば、トルコはシリア国境に沿って約269kmにわたる10フィート高(約3m)のコンクリート壁を完成し、2017年中期までに901kmにする計画を完了する予定だと、フィクリ・ウシュック国防大臣(Defense Minister Fikri Isik)は水曜日に言いました。 ハタイ州(Hatay)の壁の区画を調べる間に、ウシュック大臣はイスラム国民兵による出入りを防ぐために、我々が別の手段を講じるチグリス・ユーフラテス川の流れがある場所の約80kmを除いて、壁はシリア・トルコ国境の長さを走るだろうといいました。 彼は別の手段が何かは特定しませんでした。 ウシュック大臣は壁の約269kmが完成し、別の200kmの建設が始まったといいました。 壁は内戦を逃れるシリア難民の障害としても使われます。 アメリカNATOは、イスラム国に支配されたシリアの地域に対して、トルコに

  • Spike's Military Affair Review

    sudantribune.comによれば、南スーダン当局者は、7月にジュバ(July)で支援団体職員を強姦したとされる兵士を裁判にかける特別法廷を設置すると主張しました。 マーティンソン・マシュー・オッロモイ司法副大臣(Martinson Mathew Oturomoi)は目撃者、犠牲者、容疑者数人を聴取し、兵士が支援団体職員に対して殺人、強姦、略奪を行ったと信じるに足る合理的根拠があったと言いました。 「(強姦の)犠牲者の声明で説明された部屋は、強姦が暴力的であったことを示す女性のズボンとその他の証拠が散乱しました」とオッロモイ副大臣は水曜日に言いました。 副大臣は現在、ジュバのテランホテルでの攻撃を導いた環境を調査するために、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)が設置した委員会の議長を務めます。 少なくとも67人の目撃者、犠牲者、容疑者は口述、書面、電話での

  • Spike's Military Affair Review

    遅くなりましたが、アムネスティ・インターナショナルが南スーダン軍は7月に首都ジュバ(Juba)で故意に一般人を殺し、女性と少女を強姦し、資産を略奪した件についてまとめた報告書について、sudantribune.comの記事から紹介します。 報告書はサルバ・キール大統領(President Salva Kiir)の政府が、キールの元副官のレイク・マシャル(Riek Machar)が出身のヌエル族のメンバーを狙ったと非難しました。 「南スーダン政府の兵士がヌエル族出身の男性を殺し、女性と少女を強姦し、略奪する大キャンペーンを行ったと、アムネスティ・インターナショナルの上級危機対応顧問のジョアン・マリナー(Joanne Mariner)は言いました。 「政府軍によるこれらの攻撃は、武器の流れを止め、効果的なコンプライアンスを監視するメカニズムを確立することで、南スーダンへの武器禁輸を課す緊急の必

  • Spike's Military Affair Review

    sudantribune.comによれば、南スーダンの新参の反対勢力が、戦争の犠牲者が急進的な変化を後押しすることへの不満の度合いを強調し、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)を権力から排除するためにあらゆる手段を使うことを要請しました。 自身を南スーダン民主戦線(South Sudan Democratic Front: SSDF)とよぶ反対勢力グループは、平和手金手段、武装闘争、あるいはその両方を通じて、「失敗した非合法のSPLM・SPLA政権」と彼らがよぶものの排除を要請しました。 エクアトリア地域の息子たちと娘たちによって形成され、キール大統領の政府を権力から排除するために闘うとその他の武装グループと共に活動する公約します。 グループの声明は「ラコ・ジャダ・カジョク(Lako Jada Kwajok)」の名前をあげました。彼は政権との戦いで、SPLM/A

  • Spike's Military Affair Review

    sudantribune.comによれば、26日、南スーダンの反対勢力が徴用した子供145人が南スーダン東部で解放されたとUNICEFはいいました。 子供たちは消滅した反対勢力コブラ派の国防副大臣デビッド・ヤウ・ヤウ(David Yau Yau)、元第一副大統領レイク・マシャル(Riek Machar)配下の戦闘員でした。 「我々の希望は日の解放にその他大勢が続くことで、我々はすべての派閥が国際法に従い、徴用を止め、軍務につく子供を解放することです」とUNICEFの南スーダン代表、マヒンボ・モドエ(Mahimbo Mdoe)はいいました。 子供たち145人はボマ州(Boma)ピボル郡(Pibor)の式典で解放され、2016年に武装反対勢力が解放した子供の人数を800人にしました。 2015年にピボル地区で1,775人の子供が解放されました。UNICEFは南スーダン軍と様々な反対勢力に参加

  • Spike's Military Affair Review

    alarabiya.netによれば、サウジアラビアはシリアのラッカ(Raqqa)のイスラム国を孤立させる作戦を準備する米主導の同盟軍へ参加する準備をしていると、アハメド・アル・アシーリ少将(Maj Gen. Ahmed Al-Assiri)はいいました。 アリーリ少将は、そうするように求められれば作戦に参加するというサウジアラビアの意志を表明しました。 「王国は、王国の中からやトルコのインシルリク基地(Incirlik)に配置された軍用機の出撃を含めて、シリアのイスラム国との戦いへ国際的同盟に参加することで関与しています」と彼は言いました。 米主導の同盟国はイスラム国の事実上の首都、ラッカを奪還する作戦を開始する予定です。 地上作戦に関しては、アシーリ少将は、国際的同盟軍はワシントンでの会合で、地元シリア人の軍隊に依存し、彼らに航空援護を提供することで合意したといいました。 彼はサウジアラ

  • Spike's Military Affair Review

    駆けつけ警護の訓練公開について、さらに続けます。 映像を見て気になったのは横隊の両横に軽装甲機動車2台を配置することです。側面からの攻撃を警戒してのものと思われますが、有効性には疑問があります。 暴徒が銃を持っていた場合、跳弾が発生して、隊員を負傷させる可能性はすでに書きましたが、別の懸念もあります。 軽装甲機動車上部に5.56mm機関銃MINIMIが取り付けられていますが、これをどう使うつもりなのでしょうか?。軽装甲機動車は全高が1.85mですので、MINIMIの銃身は多分2.00mを少し越える位置にあるのでしょう。MINIMIの銃身を地面に向けないと、大抵の人の頭の上しか撃てないのです。MINIMIの銃身を何度地面へ向けられるのかが分かりませんが、どの写真を見ても銃身は水平で、下を向いたものはありません。これで近接戦闘を支援できるのかが疑問です。横隊よりも後ろに置いた方が適切に思えます

  • Spike's Military Affair Review

    10月24日、岩手県の陸上自衛隊基地で南スーダン派遣部隊の駆け付け警護の訓練が公開されましたが、その内容は極めて劣悪でした。 公開されたのは武器を使わないレベルの、強度が最も低い状況の訓練です。自衛隊が盾を持って進み出たら、暴徒が逃げてしまったという状況ですので、暴徒はあまり暴れずに、後退してしまいます。23日に稲田朋美防衛大臣は武器を使った訓練を視察しており、「今日、私が見た範囲では非常にスムーズというか、しっかり訓練がされている様子でした」とコメントしています。この訓練では、自衛隊が接近しても暴徒が逃げず、抵抗した場合を想定していたはずです。 武器を用いる訓練は「手の内を明かすのは適切でない」として公開されていませんが、これまでに何度も説明しているように、公開したところで派遣部隊が不利になることはなく、米軍などの外国軍が当たり前に訓練を公開していることから、こういう判断自体が不適切なの

  • Spike's Military Affair Review

    sudantribune.comによれば、23日、南スーダンの元国防副大臣は、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)と、反対勢力のレイク・マシャル(Riek Machar)が退かなければ、国は部族の小数集団へと崩壊すると警護しました。 2013年にジュバ(Juba)での戦いを煽動したとして逮捕されたマジャク・アゴット(Majak Agot)はキールとマシャル両方が国の無政府状態に責任があると主張しました。 IBTimes UKによれば、元当局者は和平はキール大統領とマシャルが政治プロセスから除外された場合のみ、国内で達成されると断定しました。 「国が全体的に崩壊する兆しがあります。それは予想外のレベルです」とアゴットはいいました。 「実行されている政治は人々が分裂するよう促し、社会機構を破壊しています。激しいヘイトスピーチ、部族の動員があり、分断化を導いています。

  • Spike's Military Affair Review

    alarabiya.netによれば、イラク軍は、民兵に大きな損害を強いている同盟国の空爆の下、モスル(Mosul)郊外への進入に引き続いて、街を解放する戦いを続けています。 イラク軍筋は、モスルへ向けた前進で激戦が続いている一方、対テロ部隊が、イスラム国に対する同盟国の空爆をさらに道を開くカラマ地区(Karama)から動けなくなっている民間人を救出するために戦っています。 一方、第9装甲師団は街の南西のさらなる街の支配を奪還するしたため、戦略的に重要なアル・インテザル地区(al Intisar)の入口周辺の支配を強化しました。 同盟国の空爆に支援された連邦警察部隊は、モスル南側の入口のハマム・アル・アリル(Hamam al Alil)でイスラム国の防衛網を狙った攻撃を始めました。 この地区にいる記者は、対テロ部隊が木曜日、モスル東部のアル・カマラ地区(Al Karamah)を三正面から包囲

  • 地中海でまた悲劇 「銃突き付けられ海へ」 移民230人超死亡か

    リビア沖の地中海で、ゴムボートに乗り救助を待つ移民や難民ら(2016年11月3日撮影)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO 【11月4日 AFP】(更新)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は3日、リビア沖の地中海(Mediterranean Sea)で移民らを乗せた船が転覆し、少なくとも110人が死亡したとみられることを明らかにした。移民らは銃を突き付けられ、船への搭乗を強要されていたという。また2件目の移民船事故も発生し、120人余りが死亡した恐れが出ている。 UNHCRのカルロッタ・サミ(Carlotta Sami)報道官はAFPに対し、「約140人が乗った船が2日、リビアを出てほんの数時間後に転覆した。生存者は29人のみだった」と明かした。 さらに女性2人がUNHCRに対し、2件目の移民船事故について証言。2人の他に生存者はおらず、125人前後が犠牲になったという。 サミ

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  • 外務省、トルコに新たな注意喚起、米国政府の決定受け

    外務省は11月1日、10月29日に米国政府が在イスタンブール米国総領事館の館員家族の出国を命じたことを受けて、トルコ国内でのテロに対する注意を促す新たなスポット情報を発出した。米国政府の決定は「同市において過激派グループが米国市民を攻撃する努力を継続していることを示唆する治安情報」に基づくもの。 外務省は、これまでトルコにおいて対象を欧米人に限らない無差別テロが発生していることを踏まえて、イスタンブールを訪れる日人には最新の関連情報の入手に努めるよう要請。米国関連施設や欧米人などが集まる場所、政府・軍・警察関係施設などには近づかないよう呼びかけている。

    外務省、トルコに新たな注意喚起、米国政府の決定受け
  • 南スーダンPKOは「機能不全」、ケニアが国連批判で部隊撤退

    <今年7月の戦闘に対応できなかった南スーダンPKOのケニア人司令官を解任した国連。反発したケニアはPKO部隊を「機能不全」と批判して、部隊を撤退させることに>(写真は南スーダンのPKOに参加するガーナ軍の部隊〔14年2月撮影〕) 国連が南スーダンで展開しているPKO、国連南スーダン派遣団(UNMISS)から、ケニアがおよそ1000人の部隊を撤退すると発表した。ケニアの司令官が解任されたことに反発している。 国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は今週月曜、南スーダンPKOのオンディエキ司令官の解任を決めた。今年7月に首都ジュバで政府軍と反政府勢力の間の戦闘が発生した際、PKO部隊が適切に対応できなったため。この戦闘で70人以上が死亡している。 【参考記事】住民に催涙弾、敵前逃亡、レイプ傍観──国連の失態相次ぐ南スーダン 【参考記事】南スーダンの国連部隊は住民の命を守れ これに対してケニア政府

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  • ドイツでアフガン難民7人拘束、イラン人少女を暴行・撮影の疑い

    ドイツ東部ニーデラウに設けられた難民受け入れセンター(2016年9月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA/Arno Burgi 【11月4日 AFP】ドイツの警察当局は3日、17歳のイラン人難民少女を繰り返しレイプし、その様子を撮影していた疑いで、アフガニスタン人の亡命希望者7人の身柄を拘束した。 独司法当局の声明によると、ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wurttemberg)州のナーゴルト(Nagold)とウィルトベルク(Wildberg)で、複数の難民避難施設に強制捜査に入り、計10室を捜索。少女に対する暴行容疑で7人を拘束したという。 ドイツは昨年、約90万人の亡命希望者を受け入れた。およそ半数が戦禍にあえぐシリア、イラク、アフガニスタン出身だ。亡命希望者はドイツ各地の宿泊施設や店舗、スポーツジム、軍兵舎などを転用した避難施設に収容されている。 しかし、

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  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

    平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。

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  • Spike's Military Affair Review

    sudantribune.comによれば、南スーダンの反対勢力SPLM-IOは、報道官ジェームズ・ギャトデッド・ダク(James Gatdet Dak)がケニヤの首都ナイロビ(Nairobi)で逮捕された後、行方不明になったといいました。 「SPLM-IOのオフィスは遺憾ながら、SPLM/A-IOの議長・最高指揮官オフィスの公式報道官ジェームズ・ギャトデッド・ダクの失踪を発表します」とSPLM-IOの副報道官ディクソン・ギャトラク・ジョック(Dickson Gatluak Jock)は声明で言いました。 「ジェームズ・ギャトデッドは、ケニヤのナイロビの彼の家に来た制服を着た正体不明のガンマンによって午後4時頃に誘拐されました。彼を捕まえた後、彼の所在は現在まで不明です」と声明は付け加えました。 昨夜からのダクを捕捉する「Sudan Tribune」の試みは、彼の電話が着られているために成功

  • 南スーダン「国連部隊と政府軍、一時交戦」情報相が認識:朝日新聞デジタル

    南スーダンのマイケル・マクエイ・ルエス情報相は2日、首都ジュバで朝日新聞の取材に応じ、7月に起きた政府軍と反政府勢力との大規模戦闘の際に、政府軍と国連南スーダン派遣団(UNMISS)の平和維持活動(PKO)部隊との間でも一時、交戦があったとの認識を示した。 7月にジュバで起きた政府軍と反政府勢力による戦闘では、国内避難民が暮らすUNMISSの関連施設も襲われ、避難民を含む少なくとも73人が犠牲になり、中国のPKO隊員2人も死亡。ルエス氏は一連の戦闘の中で「国連宿営地の門の近くで(政府軍の)装甲車両2両が国連部隊に破壊され、政府軍は国連部隊に応戦した」と述べた。 ルエス氏の認識が事実であれば、大規模な戦闘で混乱状態に陥った際には、来はPKO部隊と協力すべき政府軍との戦闘など、想定していない戦闘に巻き込まれる現実を示している。 一方、UNMISSは3日、「7月の危機の間、攻撃的ではなく、防衛

    南スーダン「国連部隊と政府軍、一時交戦」情報相が認識:朝日新聞デジタル