仏ストラスブールにある欧州議会でスピーチを行う、ヤジディー教徒でISの奴隷として拘束されていたナディア・ムラドさん(2016年12月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/FREDERICK FLORIN 【8月22日 AFP】国連(UN)は22日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から性暴力を受けた数千人の女性や少女たちが治療や保護、補償を確実に受けられるよう、イラク政府により一層の努力を求めた。 国連イラク支援ミッション(UNAMI)と国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は22日に公表された報告書において、性暴力により生まれた子どもたちは生涯にわたる差別や虐待を受ける危険性があると警告した。 ゼイド・ラアド・アル・フセイン(Zeid Ra'ad Al Hussein)国連人権高等弁務官は声明で、「女性らがISから受けた身体面、精神面、感情面の傷の大きさはほとんど計り知れない」と指