三洋、純利益ほぼゼロ 3月期見通し下方修正2009年1月10日15時5分印刷ソーシャルブックマーク 三洋電機が09年3月期の連結業績見通しを下方修正することが10日、わかった。本業のもうけを示す営業利益は当初予想の500億円から4割減の300億円に、純利益も350億円の予想からほぼゼロに引き下げる。円高が進み、半導体や電子部品を中心に収益の悪化が加速しているため。来週中に発表する。 売上高の当初予想は2兆200億円だったが、2兆円を割り込む見通し。2兆円を割り込むのは9年ぶり。 三洋の不採算事業の一つでもある半導体事業は08年9月中間期決算で営業赤字58億円を計上しており、赤字幅はさらに拡大する見込みだ。 三洋は08〜10年度のグループ中期経営計画で、09年3月期の目標を売上高2兆200億円、営業利益500億円と設定。11年3月期には売上高2兆3800億円、営業利益900億円を目指している