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本と日本に関するvopinkpunkのブックマーク (4)

  • 1135 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    あの人はどういうスジの人かね、という言い方がある。筋金入りとかスジ者という言い方もある。大半の学問はこんなスジを追わない。 明治の日が富国強兵と殖産興業にあけくれていた時期、日の村落社会は最悪の時期を通過しつつあった。赤松啓介はそのい散らかされた残骸列島になお息吹いている「常民」ならぬ「非常民」の動向を追って、調査研究活動と社会運動の大半を東播地域に向けた。兵庫県の旧播磨の東部の加古川流域である。そこが赤松の故郷であって、非常民の原郷だったのだ。 柳田國男は「常民」を民俗学の対象にした。その柳田の目が届かなかったか、あえて軽視した日がある。それが非常民の日である。そこにはさまざまのスジが交差していた。赤松がそのような非常民の日を重視するのは、「常」には「貴」も「賎」も含まれないのだから、そこに「非常」がなさすぎるというのだ。もし常民が非常を含むなら、あえて常民といわずに「平民」

    1135 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • 0294 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    こういうを採り上げるについて、先に一言書いておいたほうがいいだろう。 こういうとは、ぼくが仮に「アダムスキー」とよんでいるもので、超古代史もの、UFOもの、偽史伝もの、予言ものなどをいう。巷間ではしばしば「カルト」などともいわれる。だいたい見当はつくだろう。 ぼくの知っているかぎり、このような、たとえばヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』、チャチワードの『失われたムー大陸』、デニケンの古代遺跡をめぐる一連著作、日でいうなら吾郷清彦の『古事記以前の書』や古田武彦の『邪馬台国はなかった』、最近よく売れたの例でいえばグラハム・ハンコックの『神々の指紋』といったを、これまでまったく読んだことも覗いたこともない読書人やメディア関係者というのは、まずいない。誰もが一度や二度は手にとっている。棚の片隅に眠っているばあいも多いことだろう。 それにもかかわらず、このようなが一般的なメディア

    0294 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
    vopinkpunk
    vopinkpunk 2014/05/08
    吾郷清彦『古事記以前の書』(大陸書房)、同『日本超古代秘史資料』(新人物往来社)、同『ウエツフミ全訳』(霞ヶ関書房)、同『日本神代文字研究原典』(新人物往来社)、同『日本超古代秘史研究原典』(新人物往
  • 87夜『日本の歴史をよみなおす』網野善彦|松岡正剛の千夜千冊

    網野善彦のはだいたい読んだほうがいい、というのがぼくのスタンスである。 最近では岩波新書の『日社会の歴史』全3冊がベストセラーになって、これまで中世の社会経済の構造や王権や宗教の構造に関心がなかった人々がしきりに読むようになった。ぼくもこの岩波新書については日経済新聞で書評をして、その波及に一役買った。網野さんも、あの書評の直後から売れ出したようですね、とまんざらでもなさそうだ。 が、ほんとうのところをいうと、あのは流れをつかむのには、前半部は充実していてなかなかいいのだが、日史全貌の充実をすべて期待するには、ちょっと濃密すぎて、網野の通史としてはやや重たい。 また多くの中世論もかたっぱしから読んでほしいのだが、それらはどの一冊がいいともいえない複合連鎖に満ちている。 そういうわけで、網野善彦の何を勧めるかというと、いつもけっこう迷うのだが、この『日歴史をよみなおす』は、筑

    87夜『日本の歴史をよみなおす』網野善彦|松岡正剛の千夜千冊
  • 国立国会図書館デジタルコレクション

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