【9月24日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)郊外の幹線道路から眺めたウザイ(Ouzai)地区は、無計画な開発によって街並みがごちゃごちゃしている印象を受ける。しかし思い切って足を踏み入れると、そこでは、低層の建物がストリートアートのキャンバスに様変わりしていた。 ベイルート南方の地中海(Mediterranean Sea)沿岸部にある荒廃したウザイ地区は、「ウズビル(Ouzville)」と名付けられたプロジェクトの参加アーティストらによって、建物の壁が鮮やかな青や赤、黄色や緑で彩られ、そこかしこに壁画やグラフィティアート、漫画のキャラクターが描かれて新たな息が吹き込まれている。 かつて、同地区に長く延びるビーチは、日光浴をするために遠方からわざわざやって来る客でにぎわった。しかし、1975~1990年のレバノン内戦(Lebanese Civil War)の間、国内各地から