通算3枚目のソロアルバムとなる『Fauve』をリリースした金子ノブアキ。RIZEやAA=などで響かせる野性味溢れるイメージとは異なり、より内省的でシアトリカルな音像を特徴とする彼のソロプロジェクト。そこで大きな意味を持っているのは、その映像表現だ。もはや金子のソロプロジェクトにとって欠くことのできない存在となっている映像ディレクター・清水康彦。同じく1981年生まれである二人は、「Fauve=野獣」と名づけられた本作で、果たして何を描き出そうとしているのだろうか。そして、6月2日、金沢市民芸術村パフォーミングスクエアを皮切りに、全国5か所で行われるホールツアーで、彼らはどんな空間を生み出そうとしているのだろうか。さらには、その最終日、6月16日の東京EXシアターで共演することが決定しているパフォーマンス集団「enra」とは? 2009年に本格的に始動して以来、着実に進化し続けている彼の音楽