NASAが10月6日、土星の周りに巨大なリングを発見したことを発表した(sorae.jp、CNN.co.jp、本家/.記事) スピッツァー宇宙望遠鏡によって観測に成功したこの巨大なリングは土星の表面から約600万~1200万キロの場所に広がっており、厚みは約240万km、地球が10億個入るほどの大きなものであるという。土星からの距離である600万キロには地球を約500個並べることができ、厚みには土星を縦に20個並べられるとのこと。 このリングは今まで観測されていた、いわゆる「土星の輪」に対して27度傾いており、主に塵と氷から構成されているとのこと。土星の最も遠い衛星であるフェーベはこのリングの中にあることから、フェーベに衝突した隕石などが構成物の供給減であると考えられるそうだ。輪を構成する物質の量が少なく可視光線を反射しなかったため、従来の観測では発見できなかったのだが、NASAではスピッ