【米海兵隊ミラマー航空基地(米カリフォルニア州)=松浦篤】来年後半に在日米軍基地として初めて沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に配備される新型垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が14日(日本時間15日)、日本の報道機関に公開され、記者(松浦)が同乗した。 同機はヘリコプターと飛行機の機能を併せ持つ。「ゴー」という重低音が耳当て越しに響き、機体が「ヘリ」のように垂直に上がった。滑走路上空で一度とどまると、主翼の両端にある巨大な回転翼(直径約11メートル)が前に傾き、一気に推進力を増して上昇。約20秒後には「飛行機」に変形し、高速で飛行した。 この日の最高高度は1500メートル。眼下の住宅は米粒大にしか見えない。同機は沖縄の低空を飛び交う「CH46中型輸送ヘリ」の後継機だが、性能には格段の違いがある。さらに、CH46では不可能という時速400キロでの急旋回を繰り返した。米側は「安全で騒音は小さい