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2008年9月25日のブックマーク (4件)

  • 第20回「学」と「學」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    新字の「学」は常用漢字なので子供の名づけに使えるのですが、旧字の「學」は子供の名づけに使えません。「学」は出生届に書いてOKだけど、「學」はダメ。実は、旧字の「學」は、何度か人名用漢字になれそうなチャンスがあったのに、そのたびにうまくいかない、という不幸な漢字なのです。 昭和17年6月17日に国語審議会が答申した標準漢字表では、旧字の「學」が収録されていて、直後にカッコ書きで新字の「学」が添えられていました。つまり「學(学)」となっていたわけです。ところが、昭和21年11月5日に国語審議会が答申した当用漢字表では、新字の「学」が収録されていて、直後にカッコ書きで旧字の「學」が添えられていました。つまり「学(學)」となっていたのです。翌週11月16日に当用漢字表は内閣告示され、新字の「学」は当用漢字になりました。昭和23年1月1日に戸籍法が改正され、子供の名づけに使える漢字が、この時点での当

    第20回「学」と「學」 | 人名用漢字の新字旧字(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • 表記の統一を禁ずるなかれ - 一本足の蛸

    表記を統一することなかれ。 - Something Orangeを読んで疑問点をいくつか。 そこで言及されているテキストに知性があるかないかを見分ける10のポイント - ハックルベリーに会いに行くでは、たとえば「莫迦」と「アホ」を併用するような統一感のなさを問題にしているのであって、ひとつの言葉の表記を場合によって変えることを問題視しているのではないように読める。 引用されている栗薫の文章では「人」は他人という意味で、「ひと」は人間という意味で用いられているように思われる。もしかしたら文章の美しさを重視しているのかもしれないが、素直に同音異義語を表記で区別したとも考えられる。より適切な例はなかったものか。 森鴎外の例では『舞姫 (集英社文庫)』にリンクを張っているので、そこからの引用だと思われる*1が、平成の文庫に明治の文豪の表記が忠実に継承されているかどうかは自明ではない。この例もあ

    表記の統一を禁ずるなかれ - 一本足の蛸
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  • 安岡孝一の日記: (新)常用漢字の「遡」は1点しんにょうか2点しんにょうか

    當山さんのとこにコメントするために、昨日の新聞をチェックしていたのだが、案の定、新規追加4字(刹・椎・賭・遡)のうち「遡」に関しては、新聞によって、1点しんにょうだったり、2点しんにょうだったりしていた。端的には、読売新聞(大阪版、第19990号、p.33)と毎日新聞(大阪版、第45255号、p.26)は1点しんにょうの「遡」で、朝日新聞(大阪版、第45586号、p.28)は2点しんにょうの「遡」だった。 現時点での常用漢字には、しんにょうを含む漢字が、私の知る限り53字(違・遺・逸・運・遠・過・還・逆・近・遇・迎・遣・込・遮・週・述・巡・遵・進・迅・遂・随・髄・逝・遷・選・送・遭・造・速・退・逮・達・遅・逐・追・通・逓・適・迭・途・逃・透・道・導・迫・避・辺・返・遍・迷・遊・連)あるのだが、もちろんいずれも1点しんにょうだ。これに「遡」「遜」「謎」の3字を追加するとして、それらだけを2点