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2009年6月25日のブックマーク (8件)

  • 合字(1) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

    うっかりしている間に、姉妹サイト 「これ、誰がデザインしたの?」に先を越されていました! イギリスのドリンクがなんでコンビニエンスストアで買えるの? 日って、何でも手に入るんだなー。 ところで、合字(ごうじ)って知ってます? この「ff」なんか合字です。よく見ると、ふたつの f が重なっているだけじゃないということに気づかれると思います。 合字は、二文字以上がひとつの文字記号としてデザインされているものです。文用ローマン体では、たいていは文字どうしがどこかでつながっています。サンセリフ体(日風に言えば角ゴシック体)では、つながっていないものもあります。 合字を使わないとこんな風になる。イヤでしょ、この fi や fl の黒いかたまり。 私のでも書きましたが、欧文組版をする際の「プロとしての最低条件」です。特に英語圏では、これを使っていないのは素人の仕事と見られます(注)。アメリカ

    合字(1) | デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」
    works014
    works014 2009/06/25
    合字「これを使っていないのは素人の仕事と見られます」
  • Nope

    Nope

  • 第41回 「都」が変化する意義 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    「都」は、常用漢字であり、かつ教育用漢字でもあるため、日中でこの字体をしっかりと習うはずだ。「者」は「土」にある下の「亠」のような部分の右よりの箇所に「ノ」が長く交差するという、やや珍しい形態を持つ。「ナ」に近いともいえるが、「ノ」の起筆は微妙な位置から始まり、しかも長く伸びる。つまり「ノ」という線は一般に書きにくいものなのであろう。それを書きやすしようとした結果、書体によっては、「者」の「ノ」が「一」を挟んで切れて、水面を貫く光線のように、右と左とで離れている、そんな極端な例も見受けられる。それは、伝統的な楷書にも見られるのである。 そうした字体の特性から、この字を用いる人々は、少しでも省力化を目指す。実は中国でも伝統的な隷書や楷書、とくに行書に、写真と同様の「都」の字体が使われることが起こっていた。字体を簡易化すべく図って、この形が筆記で生じ、あるいは歴史的な書写体から選ばれ、日常的

    第41回 「都」が変化する意義 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • その3 頭に刷り込まれた「之」 | 四字熟語と太宰(円満字 二郎) | 三省堂 ことばのコラム

    世の四字熟語辞典を見ていて、いつも気になることがある。たとえば、「漁夫之利」。あるいは、「蛍雪之功」。こういった「之」を含むものは、“四字熟語”だと言ってよいのだろうか? これらは、古典中国語としては「○○之○」と書くのだろう。しかし、現代日語としては「○○の○」と書き表されるべきものではないだろうか。だとすれば、漢字4文字ではなくなる。“四字熟語”というものが、日語の中で熟して用いられる漢字4文字の語なのだとすれば、「漁夫之利」や「蛍雪之功」はちょっと外れるように思うのだ。 中には、「華燭之典」とか「犬猿之仲」「高嶺之花」なんてのを収録している四字熟語辞典もある。ここまで来ると、なんだか無理して収録語数を増やそうとしているんじゃないかと、げすの勘ぐりをしてみたくもなるというものだ。 * しかし、今回、太宰の用いた四字熟語について調べてみて、ぼくはちょっと考えを改めさせられることになっ

    その3 頭に刷り込まれた「之」 | 四字熟語と太宰(円満字 二郎) | 三省堂 ことばのコラム
  • 最後の活字種字地金彫刻師・清水金之助個展: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 最後の活字種字地金彫刻師・清水金之助氏(87歳)が、個展を開きます。 活字地金彫刻の展示と実演を行います。 マッチ棒よりも小さな金属に、下書きもなしに鏡文字で明朝体を彫る神業をぜひご覧下さい。 日時:2009年6月28日(日)13:30~16:00 (ご都合の良いお時間にお越しください) 入場料:2,000円(予約不要。当日受付にてお支払いください) 場所:大田文化の森 4F 東京都大田区中央二丁目10番1号 交通: ・JR京浜東北線大森駅西口から東急バス池上方面行き (蒲

  • About Recent Controversies on the Character Code

    以下の内容は、2008年現在では既に事実関係の記述が間違っていたり、著者の2008年現在の考え方とは異なっている部分が含まれている可能性がありますので、読まれる方はご注意下さい。(山太郎) 文字コードに関する最近の議論について 山太郎 「古の書を論じた人は兼ねてその人の平生を論じたものである。もしその人物がよくなければ、いかに上手でも貴ばないのである」 蘇軾 (p. 197, 中田勇次郎著『中国書論集』二玄社より) いわゆる文字コードに関する議論は、一部の例外はあるが、全体的には低い認識のレベルにとどまっていて、発展する気配がない。 いまだに、コードを割り当てられる文字の数さえ増えればよい、という程度の議論が通用している(たとえば、ほら貝の『電脳社会の日語』 読者アンケート結果http://www.horagai.com/www/moji/nihon/enqden.htm中のコメント

  • Taro Yamamoto’s page

    太郎のページ(Taro Yamamoto) ロビン・キンロス氏著『モダン・タイポグラフィ:批判的タイポグラフィ史試論』の日語版が刊行されました。 ロビン・キンロス、『モダン・タイポグラフィ:批判的タイポグラフィ史試論』 近代・現代におけるタイポグラフィを歴史的に俯瞰し、タイポグラフィにおけるモダニティとは何かを見定め、タイポグラフィの在り方を問う名著を日語に翻訳したものです。 ホームページの目次 | Contents 考え、感想、コメントなど。 現在のポイント・システムは必ずしも新しくない 現在広く使われているポイント・システムがポイント・システムの歴史にどう根差しているか、新しいポイント・システムの導入についての個人的見解。(英文版は↓) The Current Point System Is Not Necessarily New. My personal view to th

  • 無題ドキュメント

    『新常用漢字表(仮称)』をめぐる議論 シンニュウの点の数について 6/19/2009のNHK総合テレビ『クローズアップ現代』でも取り上げられたが、『常用漢字表』の改定に際して『表外漢字字体表』から取り込まれて追加されるシンニュウを要素とする漢字の点の数を、『表外漢字字体表』の例示字形のまま2点にすべきか、従来の常用漢字に合わせて1点にすべきか、という議論について考える。結論から言うと、議論自体が無意味である。理由は以下のとおり。 シンニュウの点は、手書きでは1点に見える形で書かれてきた。明朝体では2点に見える形でデザインされてきた。だから、同じ文字が、異なる技術で実現される場合の表現形式の差異なのである。明朝体では2点であっても、同じ文字を手書きでは1点で書くのであり、その逆も真である。つまり、1点か2点かという問題設定自体が論点相違の誤謬である。1点か2点かの問題ではない。これに関連して