経済産業省の『平成22年度電子経済産業省推進費(文字情報基盤構築に関する研究開発事業)に係る委託先の公募』に関して、この3週間というもの、あちこちから私(安岡孝一)のもとに質問があった。いいかげん、同じことばかり答えるのも飽きてきたので、今までに答えた内容を、ざっと、ここにまとめておくことにする。 本事業は、(1)文字情報基盤の将来像や課題を整理するための調査研究と、(2)この調査研究を進める上での調査の素材となるフォントの整備の2つの内容により構成される。
最近「電子出版」や「電子書籍」について聞かれることが増えてきた。仕事の中で実際にEPUBやPDFを作成して配布・販売することもある。しかし、自分でもまだ「電子出版/書籍」とはいったい何を指すのか、よく理解できていない部分がある。もともと「出版/書籍」とは何ぞや? という問いにきちんと答えることだって簡単ではないだろう。 特に最近の「電子書籍」に関する話題は、「出版印刷配本ビジネス」としての経済的な側面と「読書のあり方」という文化的事象としての側面が同時に語られてしまい、この話をわかりにくいものにしているとも思う。ここでは自分自身の思考実験というか、考えのメモみたいな形で「電子書籍とは何か」を少し絞り込んでみよう。 前半は電子化による「出版」ビジネスの変化について、後半は「電子本」の本質について考えてみた。これらは現時点での私的な考察であって、新たな情報が入ってくれば考えもどんどん変わるだろ
出版社に行ってきた! 僕のおばあさんの本を電子書籍にして出版するにあたり、 いくつかの出版社と話し合いの席を設けていただきました。 参考(前記事):僕のおばあさんの本を電子書籍化します 今回、話し合いをしている出版社は以下の6社です。(一部まだ途中&これから) 主婦の友社 東京新聞出版局 PHP研究所 文化出版局 文芸春秋社 SCC出版 そこで話を聞き、考えたことについて書きます。 過渡期!様子見しながら考え中!ガンガン行きたいけど、、、 過渡期で各社業界動向を見守っているところがほとんど。 ただ、積極的に色んな動きをしている会社もありました。 インターネットで見られる意見として(僕もその口でした!)、 出版社は電子書籍化の動きに抵抗して、何かの利権を守ろうとしているのでは、という見方もありますが、あまりそういう感触を受けることはありませんでした。 出版社としては、きちんとした利益が出るの
「身体としての書物」 第1回 アルドゥスに倣びてー八折り本を作る 第2回 ボルヘス「砂の本」を読む 第3回 ボルヘス「バベルの図書館」を読む 第4回 ボルヘスと焚書について 特別篇 川べりの本小屋で ー山口昌男氏との対話 第5回 「ボルヘス・オラル」を読む 第6回 ジャベス「書物への回帰」を読む 第7回 ジャベス「問いの書」を読む 第8回 書物のゆらめき:ページネーション考1 第9回 手稿から頁へ:ページネーション考 2 「身体としての書物」 今福龍太 第8回 書物のゆらめき:ページネーション考1 ボルヘス、ジャベスといった作家や詩人が本について、つまりモノでありイデアでもある本について、どういうことを徹底的に考えてきたのかを、ここまでテクストに寄り添いながらみてきました。そうしたいわゆる文学的なテクストを精緻に読みとくと同時に、初回の講義などでわれわれは実際に手を動かし、アルド
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