InD-Boardで出ていた「複数行にまたがる括弧」の話が興味深かったので、ちょっと調べてみた。皆さんの指摘に付け加えるような知見はないのだけれど、以下、文字コード的な雑談として。 Unicodeには、複数行にまたがる丸括弧、角括弧、波括弧がある(下図)。このうち2文字で作る波括弧は、左上と右下、左下と右上のパーツが共通なので、文字数としては、ここまでで16文字。 これらの括弧には、拡張用の直線パーツ(下図、グレー地)が用意されている。丸括弧用と角括弧用はそれぞれ左右別々、波括弧用のみ左右共通で、文字数としては5文字。しかしAdobe-Japan1では、これら5文字がすべてCID+12167に集約されており、区別してデザインすることができない。 下図は小塚明朝。角括弧の拡張はうまくいっているが、丸括弧と波括弧は直線部分がズレている。また、2文字分の波括弧のパーツは、おそらく左右共用ではなく
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