センチメートル等のカタカナで書くと長くなってしまう単位を一文字で表す技 学生の頃、物理の先生が授業中の雑談で、以前は使われていた「粁」や「粍」といった便利な漢字が使われなくなったと嘆いていたのを、ふと思い出した。「粁」はキロメートル、「粍」はミリメートルを表す。 こうした漢字のいい所は、カタカナがずらずらと並ばず一文字で済む事。特に新聞などで縦書きの時に判読しやすいそうだ。今の新聞は例えば「メートル」をカタカナのまま一文字分のスペースに縮小して押し込んだ様な活字を使っていると思う。4文字も押し込むより、一文字の方が読み易いはず。 もう一つは、以下で説明する様に結構システマチックに考えられているので、覚え易いし、忘れても意味を推測し易い。 長さ単位を表す漢字 「米突」と書いてメートルと読むので、「米」の漢字が基本になる。これに「千」を合わせて「粁」でキロメートル [km] を表す。100分