本連載「デザインの魂のゆくえ」の第1部「デザインと経営」に続く、第2部のテーマは「デザインと教育」。その第3回目の対談として、グラフィックデザイナーの小田雄太さんと同じく多摩美術大学グラフィックデザイン学科で教鞭をとる、デザイン史家でありグラフィックデザイナーでもある佐賀一郎さんを再びゲスト...
2013年12月、朝日出版社のアイデアインクより出版された内沼晋太郎(numabooks/DOTPLACE編集長)による著書『本の逆襲』。その発売当日に、内沼の活動を古くからよく知るお二人(編集者/文筆家の仲俣暁生さん、月曜社取締役の小林浩さん)と著者との間で交わされた鼎談の模様をお送りします。無限に拡張していく「本」の概念。『本の逆襲』を起点に、三者それぞれの視点から、“逆襲”はいかにして可能かを探っていきます。 ★2013年12月11日、本屋B&B(東京・下北沢)で行われた、内沼晋太郎『本の逆襲』(朝日出版社)刊行記念イベントのレポートです。 【以下からの続きです】 イベントレポート「逆襲する本のために」1/5 イベントレポート「逆襲する本のために」2/5 イベントレポート「逆襲する本のために」3/5 イベントレポート「逆襲する本のために」4/5 「もう少しこの本にお金を使いたい」人た
70年代に松岡正剛氏が創刊した雑誌『遊』を刊行した工作舎の証言集『工作舎物語 眠りたくなかった時代』(左右社)が上梓されました。装幀を中心としたグラフィックデザインに関する執筆活動を続けてこられた著者の臼田捷治さんに、60年代から現在までを振り返っていただきました。 60年代、ポスターの時代 ──サイトウプロセスのシルクスクリーン印刷 ──臼田さんは70年代に雑誌『デザイン』(美術出版社)の編集長を務められました。まずは、その頃のグラフィックデザインの状況について教えていただけますか。 臼田捷治(以下、臼田):私は60年代はポスターの時代で、70年代はエディトリアルデザインの時代だと認識しています。1970年に日宣美[★1]が解体されて、若者たちの熱のあるエネルギーをポスターというメディアによって表現できる場がなくなりました。突然に目標を失ってしまった。その穴を埋めるようにして新しい可能性
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