'19年1月16日(水) [iPS細胞] ブログ村キーワード 人の様々な細胞や組織へと 分化するiPS細胞 (人工多能性幹細胞)を 用いた病気治療の研究が 活気付いている。 開発の当初から期待されて きた再生医療にとどまらず、 がん治療などにも幅が 広がっている。実用化へ、 正念場に差しかかったと 言えよう。有用性を しっかりと見極めたい。 iPS細胞による国内初の がん治療に挑むのは、 理化学研究所と千葉大病院だ。 臨床試験(治験)を年内にも スタートさせる。 がんを攻撃する特殊な 免疫細胞をiPS細胞から作り、 頭頸部がんの患者に注入する。 従来の手法では十分な量の 細胞を確保できなかったが、 活発に増えるiPS細胞なら、 大量に作製できる。 この免疫細胞は、 他の免疫系も活性化する。 今回の治験で安全性を確認 できれば、効果を測る治験に 移る。順調に行けば、肺がん などへの適用も検討