‘21年6月9日(水) 変わり身の早さには 心底驚いた。 新型コロナウイルスの ワクチンに対する 韓国世論の急変ぶりに ついてだ。 韓国では、ワクチン接種の 遅れが連日報じられる一方、 副反応への不安感から 高齢者らの接種の予約が 伸び悩んでいた。 ところが、 海外からまとまった量の ワクチンが届き、 先月27日から65歳以上 対象の大規模接種が 始まって以降、 メディアは接種率の上昇を 毎日好意的に報じ、 予約率も政府目標の8割を 超えた。 防疫当局も、今月末までに 国民の4人に1人が 1回目の接種を終えるという 政府目標の前倒しが可能だと 自信をみせる。 60代女性らによると、 同年代の仲間内でも 「ワクチンを打ったけど、 何ともなかった」と スマートフォンのSNSで 報告し合う書き込みが 増えているという。 「自分だけ接種していない とまずい」という心理が 予約率を押し上げたらしい。