‘22年1月31日(月) 世界保健機関(WHO)が 新型コロナウイルスについて 「国際的に懸念される 公衆衛生上の緊急事態」を 宣言してから、30日で2年。 これまでに世界で 延べ3億6000万人超が感染、 560万人以上が死亡した。 ただ、ここ数カ月は変異株 「オミクロン株」の感染が 爆発的に拡大しつつも、 死者数は激増しておらず、 欧米ではワクチン接種を 前提に共存の道も模索され 始めた。 一方、厳格な「ゼロコロナ」 政策を成功させてきた中国は、 逆に容易には緩和ができない 状況だ。 オミクロン株でさまざまな 前提条件が変わる中、 経済社会全体への影響を 考慮したバランスの良い政策 とは何かが問われている。 WHOのテドロス事務局長は 24日の執行理事会で、 ワクチン接種が一段と進めば 「緊急事態は今年終えられる」 と表明した。 先週1週間の世界の感染者数は 約2280万人と、南アフリ