‘23年10月31日(火) 季節性インフルエンザの感染が、 10月としては異例の「注意報」レベルに 拡大し、介護施設で緊張感が 高まっている。 新型コロナウイルスの感染症法上の 分類が5類に移行し、 家族との面会制限を緩和した施設では、 同時流行を警戒。 重症化リスクの高い高齢者への 感染を予防しながら、 サービスを維持するという難しいかじ取りを 迫られている。(野島正徳) 「新型コロナが落ち着いたと思ったら、 今度はインフルエンザか」 東京都世田谷区の特別養護老人ホーム 「芦花(ろか)ホーム」の 那須康樹サービス係長は表情を曇らせた。 同ホームは今月、利用者の居室での 家族との面会を解禁したばかりだ。 1日6組までの予約制で、来訪者には 検温や手指消毒を求め、 面会は20分以内に制限。 入居者約120人と職員約70人を対象に インフルエンザのワクチン接種を済ませた。 職員には出勤前に、発