‘23年7月26日(水) 中学生の息子が、夏休みの宿題の 注意点が書かれたプリントを 持ち帰った。 生成AI(人工知能)を使ってつくった 作品を、そのまま提出しないこと。 文部科学省が今月まとめた指針を 踏まえたものだろう ▼AIに尋ねればそれなりの答えが 返ってくる時代。 子どもの考える力は育つのか。 そんな疑問にもヒントをくれる映画 だろう。 岡山市のシネマ・クレール丸の内などで 上映中の「ぼくたちの哲学教室」 ▼英国・北アイルランドの公立小で、 校長が導入した哲学の授業を 2年間にわたり記録した。 哲学というと堅苦しいイメージだが、 予想は覆される。 校長は正解のない問いを 子どもたちに投げかけ、対話を促す。 暴力がテーマなら 「やられたらやり返す。 それでいいの?」 ▼子どもたちは異なる意見を 聞きながら自らの考えを整理し、 言葉にしていくことを学ぶ。 授業にとどまらず、子ども同士