‘21年4月26日(月) 「12億人の巨大市場で 日本並みの数のマイカー族が 日中共同開発の電気自動車を 乗り回す日が遠くない将来に やってくる」。 1993年の東京モーターショーに 合わせた小紙社説の一節だ。 「業界人の夢」として紹介した 未来予想図は当たらずとも 遠からずか ▲当時、日本の5分の1に 過ぎなかった 中国の新車販売台数は 2006年に日本、09年に米国を 抜いて世界最大になった。 電気自動車(EV)が次代の 中心的役割を担うのも予想 どおりだ。 だが、共同開発とはいかず、 日中を含めた各国メーカーが しのぎを削る ▲開催中の上海モーター ショーの焦点はやはりEV である。 中国メーカーも小型EVや 人工知能(AI)を使った 自動運転技術で存在感を 示している。 その最中に 今年の東京モーターショーの 中止が発表された。 中止は第1次石油ショック後の 74年以来になる ▲モ