TISとあくしゅは2015年5月25日、データセンターを仮想化するオープンソースソフト「仮想データセンター」(VDC、図)を共同で開発すると発表した。どのようなクラウド基盤でも、DockerやOpenStackなどのユーザーが指定した共通のAPIを介して操作できるようにする。「特定のクラウドへの依存を解消し、可搬性の高いデータセンターを実現する」(TISの油谷実紀氏、写真1)のが狙い。リリース時期は未定だが、2015年度(2016年3月期)内に何らかの形で成果を公開する。 VDCは、物理的なデータセンター(パブリッククラウドやプライベートクラウド)の存在を隠ぺいし、この上に仮想的なデータセンターを作成するソフトである。VDCに対して「DockerのAPIを持ったデータセンターを用意せよ」いった指示を出すと、これらのAPIで操作できる仮想的なデータセンターが作られる。こうして作られた仮想的な
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