国内IoT市場は年成長率9.1%で堅調、市場成長の要因は? 国内IoT市場におけるユーザー支出額全体については、2021年の実績(見込み値)は5兆8948億円で、今後、2026年までは年間平均成長率(CAGR)9.1%で成長し、2026年には9兆1181億円に達するとIDCは予測している。 産業分野別で見ると、2021年時点で支出額が多いのは、上位から「組立製造」「プロセス製造」「官公庁」「公共/公益」「小売」「運輸」の順だった。 関連記事 急成長続く国内IoTインフラ市場 エッジ分析ニーズが鍵か――IDC予測 IDC Japanによると、2021年に前年比22.5%増となった「国内IoTインフラ市場」は、2025年に2312億円規模への成長が見込まれるという。多様化するIoTエッジでのデータ分析の高需要から、特にIoTエッジインフラ市場は注目すべき成長市場になる予測だ。 トヨタコネクティ
新型コロナなどの影響で製品供給に遅れが生じていたIoT向けのシングルペアイーサネット規格「IEEE802.3cg(10BASE-T1)」。だが2022年中に、市場展開の準備が整いそうだ。 人類にとって最重要課題の1つとなった環境問題。その解決のため、イーサネットの世界でも、省資源化に貢献する新規格が登場している。「シングルペアイーサネット」と呼ばれる一連の規格群だ。 通常のLANケーブルは、8芯4ペアの信号線を使用する。対して、シングルペアイーサネットが用いるのはその名前の通り、1ペアの信号線だ。つまり、線材を75%削減できる。コネクターも省資源で、そのサイズは従来比約半分に小型化。ケーブルもコネクターもコンパクトなため、配線スペースを節約でき、取り回しも楽だ。 シングルペアイーサネット用のケーブルとコネクター 「2030年に向けて、様々な領域で新しい動きが起きている」 IEEE、ISO、
こんにちは、ソラコム松下(ニックネーム: Max)です。 私はIoTのエバンジェリスト(啓蒙活動)として、IoTを「遠くに離れた現場をデジタル化し、ネットワークを通じてクラウド等で情報共有する技術」として紹介しています。 実は、昨今話題となっているDX(デジタルトランスフォーメーション)も「現場と企業をデジタルでつなぐ」と、考え方やあるべき姿が似通っているのをご存じでしょうか。実際、ソラコムのお客様の多くが、IoTによる現場のデジタル化によってDXを実現しています。即ち、DXにはIoT活用が不可欠なのです。 ここでは、DXの定義や目指すところ、そしてIoTとの関連性や取り組み方について、IoTプラットフォーム「SORACOM」を活用いただいている20,000を超えるお客様の実例から抽出したエッセンスをご紹介します。 DXとは? まず皆さんと共有したいのが、DXの定義です。定義は経済産業省「
ソラコムの貸し出しIoTデバイスを使用し、お客様はIoT DIY レシピを参考にIoTシステム構築を体験できる通信講座です。課題を解決するためのIoTシステム構築手順を紹介している「IoT DIY レシピ」は開発環境のセットアップから、デバイス、通信、クラウドサービスの利用方法まで幅広く網羅した手順書です。本レシピを使い、お客様はご自宅や職場など、お好きな場所から体験いただけます。貸出するデバイスは、初心者の方から、経験者まで役立つIoTデバイスです。 また、公式レシピは無料でサポートセンターへ技術的な支援、不明な手順のお問い合わせが可能です。IoT DIY レシピを見ても解決しない疑問やつまずきポイントがありましたら、お問い合わせください。 IoTシステムの構築を試したい方、SORACOMサービスを学びたい方、各種デバイスの使用感を試したい方にもオススメです。この機会を利用し、IoT
私は250坪程度の家庭菜園を、地主さんと共同で耕作しながら管理しています。時折、IoTデバイスの試験などを行いつつ様々な作物を育てています。今年の5月にはサツマイモを植えましたが、その頃はちょうど雨が降らない日々が続いて植えたばかりの苗が心配でした。しかしその後は非常に多くの雨に恵まれ、サツマイモは無事に収穫を迎えました。 サツマイモを育てたのはこれで2年目ですが、ジャガイモに比べると非常に手のかかる作物であることがわかりました。サツマイモは地面に蔓(つる)を這わせて成長しますが、世話をしなければ蔓がうまく育ちません。 このために、畑に行くたびに蔓返しという作業を行いました。地面に這っている蔓の方向を変えてあげるのですが、これがなかなかの重労働です。 加えて、今年の夏は非常に暑い日が続きました。手作業中心の農作業は大変です。雨も多く雑草もよく育ち、農作業の多くの時間を雑草との戦いに費やすこ
「ゴミが落ちていない」「日本はキレイな国だ」――。 新型コロナウイルスの感染が広がる前、訪日外国人からこのような声を耳にすることがあったが、本当にそうなのだろうか。ちょっと古いデータになるが、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が実施した「旅行者による世界の都市調査」(2014年)によると、街中の清潔度で「東京」が1位だったのだ。 この結果に対して、筆者は半分納得、半分不服である。納得できるのは「トイレ」だ。海外に行くたびに「あ~、日本のトイレはキレイだなあ」としみじみ感じるわけだが、不服なのは「ゴミ箱」である。1995年の地下鉄サリン事件以降、首都圏を中心に街中のゴミ箱は大幅に減少した。大通りや駅のホームなどからも消えてしまった(または減少した)ので、「ゴミをどこに捨てればいいのか」と困ったことがある人も多いはず。一方、欧米の街中を歩くと、1ブロックごとに大きなゴミ箱が設置されている
小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズパイ)」を使って、低コストかつ現場レベルでIoT(モノのインターネット)を活用する手法について解説する本連載。第10回では、気体や液体を管理するバルブの開閉状態をラズパイとカメラの組み合わせでセンシングする事例を紹介する。 IoT(モノのインターネット)活用といえば真っ先に思い付くのがセンシングでしょう。このセンシングに小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を活用したいニーズは限りなくありますが、コストを抑えながらどこまで精緻にセンシングできるかが気になるポイントになります。今回と次回では、気体の配管に取り付けられたバルブの開閉センシングの事例を解説していきます。 ⇒連載「ラズパイで製造業のお手軽IoT活用」バックナンバー 1.バルブ開閉管理の困り事 研究設備で複数の気体を扱うため、ボンベ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます NECと九州大学が開発した「My-IoT開発プラットフォーム」が東京都の認知症高齢者向けIoT実証事業に採用された。 同基盤は、内閣府が実施する「戦略的イノベーション創造プログラム 第2期/フィジカル空間デジタルデータ処理基盤」においてNECと九州大学が技術開発したもの。同基盤を軸としたコンサルテーション、業者間のマッチング、教育などの社会実装支援、普及活動を担う「My-IoTコンソーシアム」が、技術開発と社会実装の両輪で取り組みを進めている。 今回、「AIとIoTにより認知症高齢者問題を多面的に解決する東京アプローチの確立」(東京アプローチ)を実現するシステムのエッジコンピューティング基盤としてナースコールメーカーのケアコムに採用され
CoreInkで作った、天気予報グラフのようなものを M5paperで作ろうと思います。 今回も本体を90度回転して使用します 下にグラフ、上に現在の天気など その他のスペースにいろいろ機能追加する予定。 今回は画面遷移なしで一つの情報のみをまず作ります デザイン X軸のラベルを置くの大変だった。 当初、draw.ioで書いてイメージしてから始めようとしてたけど、配置しながら微調整してたので、あまり意味がなかった。 グラフは1時間ごと2日分のグラフを作成表示。 3時間ごと5日分のグラフをタッチ操作で切り替えるようにする予定。 右上のウィンドウはM5paperの環境センサから取得した室温を表示。 週間予報を入れる予定。 日時の取得とバッテリー残量の取得◆日時は高度なブロックのNTPでネットから現在時刻を取得します ◆バッテリー残量はハードウェアのBatteryから取得できます ◆ブロックを繋
2020年3月からテレワーク(Work From Home)が始まり、常時同じ部屋にいることも増えたこともあって、いくつかのデバイスを24/7で稼働させることを始めたけど、やりたかったとこまで一旦終わったのでブログにまとめてみました。 現在はこんな感じにモニターの下に置いて使ってます。 室温と湿度の可視化 まず最初にやったのが、M5StickCにFreeRTOSを入れて、DHT11センサーモジュールで室温と湿度を収集し、Raspberry Pi 3上で動いているAWS IoT Greengrass v1(v1.11.0)を経由してAWS IoTにデータを送っている。 IoT Coreで受け取ったデータはRuleの設定で、AWS CloudWatchのメトリックスとして登録され、その情報を使ってダッシュボード機能で可視化した。 ついでにAmazon QuickSightでも見れるようにしたか
IoT機器が本格的に普及すると、現状のインターネットの通信規格では不都合な面が現れる。その問題解消の切り札となる日本発の規格が、正式な国際標準になった。2020年11月に国際規格「ISO/IEC 30161:2020」*1として発行された「IoT Data Exchange Platform(IoT DEP)」である。IoT DEPの国際規格策定に向けたプロジェクトを率いてきた金沢工業大学電気電子工学科の横谷哲也教授*2に、新規格が必要とされる背景と解決方法、今後の展望を聞いた。 現状のインターネットの通信規格に比べた、IoT DEPの利点を簡単にまとめると次の通り。 ・DNSサーバーへのアクセスが不要 ・ヘッダー情報が少なく通信データ量が小さい ・その結果、遅延が少ない ・既存ネットワークと共存可能 *1 https://www.iso.org/standard/53281.html *
国内IoT市場は2025年まで年成長率10.1%で成長の見通し 成長要因となる市場動向は? 国内IoT市場におけるユーザー支出額は、2020年の実績(見込値)は6兆3125億円で、その後、2025年まで年間平均成長率(CAGR)10.1%で成長し、2025年には10兆1902億円に達するとIDCではみている。 関連記事 2022年のIoT市場規模は11.7兆円、スマートホームやスマートグリッド普及でソフトウェア/サービスがけん引――IDC調べ IDC Japanによると、国内IoT市場のソフトウェアとサービスに対する支出割合は、2022年に合計61.1%に達する見込み。製造業向けIoTプラットフォームやスマートホームアプリの浸透がソフトウェア支出を、スマートグリッドを中心とした社会インフラの高度化案件がサービス支出を押し上げるという。 変化する国内IoT市場 データを使いこなすために重要な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く