【ニューヨーク=小川義也】米メディアを狙う中国からのサイバー攻撃の広がりが表面化してきた。米紙ニューヨーク・タイムズに続きウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が31日、同紙のコンピューターシステムが中国ハッカー集団の攻撃を受けていると報道。ブルームバーグ通信も標的になったもようだ。中国側は「事実無根」とするが、報道監視や情報源の特定などを狙っているふしがあり、米捜査当局が事実関係の調べを急
中国のハッカーらによる4カ月間にわたる連続的な攻撃から保護できなかったとしてThe New York Times(NYT)にちくりと批判されたアンチマルウェアおよびセキュリティ企業のSymantecが、同社側の理論で反論に出た。 間違いなく世界有数の著名な新聞社の1つであるNYTは米国時間1月30日、同紙のネットワークが中国のハッカーらによる「執拗な攻撃」を受け、ハッカーらはコンピュータシステムに侵入して同紙の記者など従業員らのパスワードを取得したという独占記事を報じた。 同紙はセキュリティ専門家らの協力を得て、「ハッカーらを排除」し、「再び侵入できないようにした」という。 NYTは、一連の攻撃が行われたタイミングが、同紙が2012年10月下旬に調査を実施し、中国首相が「事業取引によって数十億ドル」を蓄財していたことを発見した時期と一致するとしている。 同紙に一連の攻撃について通知したAT
【ニューオーリンズ=中井大助、北京=林望】米紙ニューヨーク・タイムズは30日、過去4カ月にわたり中国のハッカーから攻撃を受け、記者らのパスワードを盗まれたと報じた。攻撃は、同紙が昨年10月に「温家宝(ウェンチアパオ)首相の親族が巨額蓄財をしている」と報じてから始まっており、関連情報の入手が目的だったとみられる。 同紙がコンピューターセキュリティーの専門会社に依頼したところ、全社員のパスワードが盗まれ、53人のパソコンにアクセスされていた。温首相の親族について記事を書いていた上海支局長や、元北京支局長のメールアカウントも侵入されていた。ジル・エイブラムソン編集主幹は「温首相関連の報道に関する機密のメールやファイルがアクセスされたり、ダウンロードされたりした形跡はない」とコメントした。 同紙は侵入方法などを解析したところ、過去に中国軍と関連づけられている方法が用いられていた、と報じた。中国
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