中南米原産の果物のパッションフルーツを木更津市の新たな特産品に――。市内の栽培農家とカフェなどが協力し、木更津産のパッションフルーツを使ったスイーツやパンを開発し、近く一般向けの試食会を開く。栽培農家らは、「木更津と言ったらパッションフルーツと言ってもらえるようにしたい」と意気込んでおり、今後、同市や千葉市などで販売される予定だ。(鷲巣真大) パッションフルーツは、甘酸っぱく、さわやかな香りで、食べられる種のプチプチとした食感が特徴。国内では鹿児島県などで栽培されている。 パッションフルーツを使ったスイーツなどの開発を企画したのは、パッションフルーツを栽培する木更津、袖ケ浦市の4農家で作るグループ「熱帯村」。代表の木更津市万石、地曳(じびき)昭裕さん(56)は、稲作や鉢花のハウス栽培などを行っていたが、近年、ガーデニングブームの一段落で、鉢花や観葉植物の売れ行きが減少していた。 そんな時、