スナック菓子大手のカルビーが野菜チップス事業の強化に乗り出している。野菜を素揚げにした戦略商品「ベジップス」の売上高を5年後に100億円へと伸ばし、収益の柱の一つに育てたい考えだ。10月から全国展開に踏み切っており、工場の新設も検討している。これまで強みとしてきたポテトスナックは若年層がメーンターゲットだが、少子化が進む中、健康志向のニーズに応じた商品を拡充して顧客層を広げていく。 ベジップスは「玉ねぎ かぼちゃ じゃがいも」と「さつまいもとかぼちゃ」の2種類。野菜を砂糖漬けにする一般的な野菜チップスとは異なり、野菜本来のうまみを引き出せる素揚げに成功したのが特長という。 1袋当たりの容量を「玉ねぎ」が26グラム、「さつまいも」は35グラムと抑え、カロリーはそれぞれ138キロカロリー、192キロカロリーと全部食べても200キロカロリーを超えないように工夫している。市場想定価格は145~14
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